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分散電源リソース化による〜国内外の社会実装動向と無効電力供給ビジネスの可能性〜

9月 8日(火)
N研究所株式会社 代表取締役
元岐阜大学スマートグリッド共同研究講座 特任教授
蜷川 忠三(にながわ ちゅうぞう) 氏
従来、メガソーラーや風力発電が再エネ電源の主役とされてきましたが、最近では蓄電池や小型太陽電池などの分散電源に重きを置こうとする動きがみられます。しかし分散電源が大量導入されると、配電系統では分散配置故に電力潮流・電圧分布が時々刻々局所的に変動するという問題が避けられません。それを解決すべく、各分散電源を無効電力制御できるスマートインバータ化し、それらを集約制御するDERMSというキラーソフトウェア技術が誕生しました。
本講演ではDERMSとは何かを分かりやすく説明した上で、海外の制度開拓や実証事例および我国のDERMS日本版標準化案を紹介します。そして、蓄電池や太陽電池のみならず、ビル空調や産業ポンプといった設備さえも、無効電力をリアルタイムで提供できるリソースに変身させる、革新的なソリューションビジネスの可能性を紹介します。
1.近未来の配電系統
2.分散電源管理DERMS
(1)DERMSとは何か
(2)需要家設備をリソースに
3.国内外の社会実装の進展
(1)海外の先進実証事例
(2)我国の制度と状況変化
4.無効電力サービス事業の開拓
5.質疑応答/名刺交換


三菱重工業(株)でビル空調制御システム、太陽光発電系統連系インバータの開発設計30年。その間、日本冷凍空調工業会パッケージエアコン技術委員長、三菱重工業(株)技術職最高位の技監に就任。その後大学に転進し、岐阜大学工学部電気電子工学科教授、岐阜大学スマートグリッド共同研究講座特任教授として需要家設備デマンドレスポンスを11年間研究。退官後、技術コンサル会社N研究所(株)立上げ。電気学会スマートグリッド技術(SGTEC)委員会の電力需給調整に関する規格書JEC-TR-59006制定主要メンバー。著作は、学術論文110編、和英専門書(単著)10冊。主な著書は、「仮想発電所システムの構築技術」(オーム社)、「OpenADRによるデマンドレスポンス通信」(森北出版)など。米国University of Washington大学院電気工学修士課程修了。博士(工学)。NEDO有識者受嘱。
