ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
データセンターにおける最新冷却技術〜各種冷却方式の特徴と今後のトレンド〜

2月20日(金)
株式会社ザズーデザイン 代表取締役
柴田 博一(しばた ひろかず) 氏
現在、我々はデータセンターの存在を全く意識することなく、スマホからも簡単にアクセスすることが出来る。しかし、世界各地に設置されたデータセンターでは、日々膨大な電力が消費されていることはあまり知られていない。消費される電力の多くは直接ハードウェアを駆動させるために使われるが、決して少なくない残りの電力の一部は、そのハードウェアを冷却させるために使用されている。
本セミナーではデータセンターにおける各種冷却方式の特徴及び長所・短所を比較検討し、全体像を捉えにくいデータセンターにおける冷却技術を、初学者でも理解しやすいよう熱設計の基礎から説明する。併せて冷却に使用される放熱デバイスについても、時間を割いて詳細に解説する予定である。
1.データセンターの現状と課題
(1)データセンターにおける電力消費
(2)平均PUEの推移
2.データセンターにおける各種放熱技術の特徴
(1)データセンターにおけるフォームファクター
(2)基本的な冷却方式
(3)チラーと冷却塔
3.空冷方式の概要と課題
(1)空冷における主要構成要素
(2)熱伝導と熱伝達
(3)自然対流と強制対流
(4)ヒートシンクの基本仕様
(5)ヒートパイプの動作原理と諸特性
(6)各種冷却ファンの諸特性
4.液冷方式の概要と課題
(1)液冷方式の概要
(2)液冷方式の主要構成要素
(3)コールドプレートの設計
(4)カプラーと漏水検知センサー
5.液侵技術の概要と課題
(1)液侵冷却の概要
(2)特許から見る液侵冷却の課題
(3)単相式と二相式
(4)沸騰冷却
(5)液冷・液侵用各種冷媒
6.質疑応答

1986年 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了後、ソニー株式会社入社。オーディオカセットテープの自動組み立て機やオフセット印刷機の開発に従事した後、社内選抜により米国MIT客員研究員として有限要素法を研究。帰国後は数値解析チームに参画し、流体構造連成解析や輻射熱解析を担当。1997年 会社派遣にて米国スタンフォード大学大学院にてDFXの研究に従事し、2002年に博士号取得。帰国後はLEDバックライト開発チームで機構・放熱設計を担当し、同バックライトを使用した世界初のテレビ量産化に成功。その後2機種の商品化を成し遂げた後、2009年にソニー退職。同年、韓国サムスン電子入社。ディスプレイ研究所にて急速に普及し始めていたサイドエッジ型LEDテレビの放熱設計を担当し、2014年に退職。同年、華為技術日本横浜研究所入社、2016年より同リーンクーリングラボのディレクターとして、基地局向けTEC、PC向け冷却ファンやスマートフォン向け放熱デバイスの開発を担当し、2019年に退職。同年、株式会社ザズーデザインを設立して放熱技術のコンサルティングを開始、現在に至る。
