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【在宅医療の質=理念×システム×人財】
11月 4日(火)
医療法人ゆうの森 理事長
永井 康徳(ながい やすのり) 氏
介護保険が施行された2000年に四国初の在宅医療専門「たんぽぽクリニック」を愛媛県松山市で開業。25年間の歩みを通じて、看取り数の追求ではなく「一人一人が満足し、納得できる看取り」を重視する患者本位の在宅医療の実践と「在宅医療の質=理念×システム×人財」と考え、質を高めるための運営ノウハウをご紹介します。そして、医療を最小化して、「最期まで食べる」食支援、多機能の有床診療所への取り組み、人口減少地域でのへき地診療所の地域医療再生方法など、質の高い持続可能な在宅医療システムの構築方法を具体的事例とともにお話ししたいと思います。
1.在宅医療の質を高める
(1)ただ看取るだけでいいのか?〜看取りの質を高める〜
(2)患者本位を貫く在宅医療
(3)亡くなっても納得できる在宅医療
(4)亡くなる最期まで食べる
(5)毎日が人生会議
2.在宅クリニックの運営ノウハウ〜在宅医療の質=理念×システム×人財〜
(1)理念を共有するミーティング
(2)疲弊しないシステム
(3)人財を集め、育てる方法
(4)多職種チームを作る方法
3.多機能の有床診療所が在宅医療を変える!
4.人口減少時代における医療偏在の解決方法
5.質疑応答
愛媛県松山市で在宅医療に特化した「たんぽぽクリニック」を2000年に開業し、患者中心の質の高い医療の提供を目指してきました。2010年には市町村合併の影響で廃止されたへき地国保診療所を民営化し、地域医療の再生に貢献し、第1回日本サービス大賞地方創生大臣賞を受賞。
2016年には在宅療養支援病床「たんぽぽのおうち」を開設し、在宅医療の普及と質の向上に注力しています。
書籍『たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル』(日経BP社)など多くの書籍を執筆し、「全国在宅医療テスト」も主催しています。
地域の医療を支えるため、多職種チームによる患者本位のケアを推進し、医療制度の理解向上に努めることを信条としており、「たんぽぽ先生」と呼ばれて親しまれています。