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【テスラ、BYDとの対比にみる日本の自動車メーカーの勝機】
-電動化と知能化の戦略とリスク-
7月18日(金)
淑徳大学 経営学部 教授
雨宮 寛二(あめみや かんじ) 氏
現在、自動車産業は、100年に一度と言われる大変革により、自動車の構造がCASEへと移行しつつあり、そのパラダイムシフトがハードウエアに加え、ソフトウエアにも起きています。
そのため、企業には、「電動化」と「知能化」という2大競争軸への経営シフトが求められる一方で、トランプ関税などのリスクにさらされ、かつてないほど先行きが見通せない状況にあります。
こうした状況下で、トヨタやホンダ、日産など、日本の自動車メーカーに勝機が見出せるのか、その戦略と打ち手をテスラやBYDと対比させながら検証し、あるべき方向性に迫ります。
1.電動化と知能化の設計と戦略性
2.HDV(ハードウエア定義車両)化の要となるEVバッテリー開発
3.SDV(ソフトウエア定義車両)化の鍵を握る「車載OS」
4.国内自動車大手3社の電動化の目標と投資額の検証
5.トランプ関税影響による電動化計画の実行性の検証
6.自動車業界の産業競争力の行方
7.質疑応答
淑徳大学経営学部教授。ハーバード大学留学時代に情報通信の技術革新に刺激を受けたことから、長年、イノベーションやICTビジネスの競争戦略に関わる研究に携わり、企業のイノベーション研修や講演、記事連載、TVコメンテーターなどを務める。日本電信電話株式会社、公益財団法人中曾根康弘世界平和研究所などを経て、現職。専門は、競争戦略とイノベーション。単著に『2020年代の最重要マーケティングトピックを1冊にまとめてみた』『サブスクリプション』『ITビジネスの競争戦略』(以上、KADOKAWA)、『アップル、アマゾン、グーグルの競争戦略』『アップルの破壊的イノベーション』『アップル、アマゾン、グーグルのイノベーション戦略』(以上、NTT出版)、『経営戦略論-戦略マネジメントの要諦-』『図でわかる経営マネジメントー事例で読み解く12の視点-』(勁草書房)などがあるほか、共著に、『角川インターネット講座 11 進化するプラットフォーム』(KADOKAWA)、『現代中国を読み解く3要素 経済・テクノロジー・国際関係』(勁草書房)など多数。