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【属人化を解消し、誰でも運用できる体制へ】
〜インフラの設計と運用からセキュリティDX実現の最前線〜
7月 4日(金)
東京大学
大学院情報理工学系研究科 教授
関谷 勇司(せきや ゆうじ) 氏
生成AIの登場により、企業のネットワーク運用とセキュリティ対策は大きく変革の時代を迎えています。従来、専門知識と経験に依存していたトラブル対応やインシデント分析といった業務に、大規模言語モデル(LLM)を応用することで、対応スピードと精度の両立が可能になった。また、RAGやMCPの活用により、高度化した実運用を行うAIが実現されつつある。
そこで本講演では、AIを活用したネットワークの設計・運用およびセキュリティ対策への適用に関する最新動向を研究面と実用面から紹介し、今後の可能性についてまとめる。
1.LLMによる自動化の可能性
2.LLMによる可能性と危険性
3.ネットワーク運用と設計
4.セキュリティ対策の自動化
5.MCPとRAGによるLLMの高度化
6.AIによるサイバーフィジカルの可能性
7.質疑応答/名刺交換
1997年 京都大学総合人間学部卒。2005年 慶應義塾大学政策・メディア研究科 後期博士課程修了。博士 (政策・メディア)。1999年に米国 USC/ISI にて DNS の研究に従事。2002年に東京大学情報基盤センター助手に就任。同センター講師、准教授を経て2019年現職。2024年より情報セキュリティ教育研究センター長兼務。次世代ネットワークプロトコルの研究開発と分散サービスの計測、クラウドの可用性向上、ソフトウェアネットワーキング技術、ならびにサイバーセキュリティに関する研究に従事。2020 年内閣官房政府 CIO 補佐官在、2021年よりデジタル庁シニアネットワークエンジニア兼業。