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トヨタのこれからの戦略を読み解く!〜EV・自動運転・水素・Woven City〜
7月 2日(水)
株式会社Tech-T 代表取締役
(元トヨタ自動車/Samsung SDI) 博士(工学)
高原 忠良(たかはら ただよし) 氏
トヨタ自動車の動向は、株主総会での発信情報、EVやFCVの販売などを継続フォロー中です。継続調査からはその先の方向性が透けて見えてました。
一方、これまでの延長では計り知れない状況も見えてきています。中国や東南アジア現地でのEV状況調査からは、トヨタといえどもシェア低下の懸念が見え始めてました。
・鴻海や日産・ホンダの動向は業界の再編の予兆
・ウーブン・バイ・トヨタが担ってきたトヨタの自動運転の北米Waymoや中国Momenta・Pony AIとの今後の関係
・水素関連ではWoven Cityでの活用や日野自工を挟んでのダイムラートラックとの連携
・トランプ関税対応での北米への生産シフト
などです。
EV・自動運転・水素・Woven Cityといった注目アイテムを例としてトヨタの戦略を読み解きます。合わせて、マルチパスウェイやトヨタ生産方式・カイゼンといったトヨタ独自の強みを整理することで、戦略洞察を深めます。
トヨタはモノづくりを捨て、バーチャル・サイバー機軸の企業に生まれ変わるかもしれません。
1.新車販売台数と新エネルギー車のシェア
(1)グローバル、各地域
(2)トヨタの販売動向、透けて見える戦略
2.中国・東南アジアで感じたトヨタの危機
(1)中国・台湾・タイ・ベトナム
(2)政府戦略、現地個社戦略
3.トヨタの戦略研究
(1)なぜハイブリッドは大成功したか?
(2)EV・FCV : エリア戦略を集中と拡大
(3)自動運転 : ウーブン・バイ・トヨタ、Waymo連携
(4)水素 : グローバル展開、Hyundaiとのバトル、ダイムラー連携
(5)Woven City : 現地で感じたこと
4.トヨタの研究開発体制
(1)商品開発・設計、研究開発
(2)Woven by Toyotaの歴史を整理 -その歴史から見える役割
5.トヨタを悩ます日本
(1)充電・水素インフラ
(2)電源エネルギーの現状
(3)北米シフトと国内雇用維持のジレンマ
6.トヨタの強みは永遠か?
(1)宗教集団「カイゼン」
(2)モノづくりを脱却しバーチャルで利益確保
7.質疑応答
※最新動向により内容の一部を変更する場合があります。
トヨタ自動車においては、バンパやインパネ、ガソリンタンクなどのプラスチック材料や成形加工の開発と量産化、さらにその評価のためのデジタル技術の構築と実務展開に従事しました。その後、韓国サムスン系の第一毛織(現ロッテ先端素材)では、エンジンプラスチックの自動車用途開発を担当し、日本・中国・タイの自動車メーカと協業しました。2020年からは、株式会社Tech-Tにて今後の車載プラスチック動向の調査分析と情報発信に取り組んでいます。特に近年は各種EV・FCVの試乗評価。中韓の現地調査などを元にオリジナルの視点でコメントを発信しています。プラスチック成形加工学会、自動車技術会 会員。
新日本無線株式会社(現社名:日清紡マイクロデバイス) 高融点金属・セラミックの研究。トヨタ自動車 樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE開発。Samsung SDI(韓国本社) エンプラ研究所。大手自動車メーカ 研究所 次世代車要素技術開発。2017年〜2025年3月 埼玉工業大学 客員教授。2020年〜現職 株式会社Tech-T(ビジネスブランド名:技術オフィスTech-T)設立。