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空飛ぶクルマの現状と社会実装後の展望〜すぐそこまで来ている未来〜
9月26日(木) 終了済
(株)ANA総合研究所 顧問
元国土交通省 航空局 安全部長
髙野 滋(たかの しげる) 氏
「空飛ぶクルマ」は、最新技術を活用した、電動で3つ以上のプロペラを有し、自動化が進んだ、垂直離着陸可能な航空機を指し、低環境負荷(二酸化炭素排出ゼロ、低騒音)、低コスト、狭隘な場所での離着陸可能なことから、都市交通を担う空の乗り物として期待を集めています。
世界的に、「空飛ぶクルマ」の開発を進めている企業が数多くある中で、2025年には社会実装が始まると予想されており、我が国でも大阪関西万博における飛行が計画されています。
本講演では、「空飛ぶクルマ」をめぐる現状と社会実装に向けた環境整備の状況を整理したうえで、今後の期待・展望と解決すべき課題についてお話ししたいと思います。
1.「空飛ぶクルマ」の機体の特徴と開発状況など業界の現状
2.我が国を含む各国政府における、社会実装をサポートするための活動状況
3.「空飛ぶクルマ」による都市航空(UAM:Urban Air Mobility)のコンセプトとその他のユースケース
4.「空飛ぶクルマ」の社会実装後の展開・拡大
5.ANA HDによる「空飛ぶクルマ」の事業化検討状況
6.今後の課題
7.質疑応答/名刺交換
1983年 東京大学工学部卒、運輸省(当時)入省。航空局航空機安全課長、事業安全室長(大臣官房参事官) 運航安全課長、安全部長などを歴任。2019年 国土交通省を退官、現職。国土交通省在任中に「空の移動革命に関する官民協議会」設立に従事したほか、現職においても官民協議会の参画など空飛ぶクルマの事業化・社会実装環境業務に従事。