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ゼロカーボン社会における〜最新のリサイクル技術と資源循環の未来〜
2月 6日(火) 終了済
早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構
ナノプロセス研究所 上級研究員/研究院教授
加茂 徹(かも とおる) 氏
地球温暖化は最も深刻な環境問題の一つであり、温室効果ガスの排出削減が世界的な課題となっている。これまで廃プラスチックは主に代替燃料として広く利用されてきた。しかしゼロカーボンを目指す持続可能な社会では、エネルギー回収の際に発生したCO2を固定化し再利用することが求められている。そのためマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルの方がエネルギー回収に比べて、エネルギー的にも経済的にも優位になると考えられている。
本講演では、廃プラスチックや炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のリサイクルの現状と最新のリサイクル技術を紹介する。
1.持続可能な社会を目指す社会的背景
2.廃プラスチックのリサイクルのこれまでの歩み
3.CFRPの現状
4.プラスチックリサイクルの最新技術
(1)選別
(2)マテリアルリサイクル
(3)ケミカルリサイクル
(4)PETボトルのリサイクル
(5)CFRPのリサイクル
(6)エネルギー回収
5.情報技術を用いた資源管理
6.資源循環の未来
7.質疑応答/名刺交換
1986年 東北大学大学院工学研究科応用化学専攻博士課程後期修了。博士(工学) (1986年)。1986年 東北大学工学部応用化学科 助手。1987年 工業技術院 公害資源研究所 研究員。1990年〜1992年 カナダ, アルバータ州立大学 博士研究員。2001年 産業技術総合研究所 グループ長。2013年〜2019年 東京工業大学 連携教授(特定教授)。2015年 産業技術総合研究所 上級主任研究員。2019年 産業技術総合研究所 招聘研究員。2021年 早稲田大学 ナノ・ライフ研究機構 上級研究員(研究院教授)。