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Beyond5G/6G時代に向けた〜「先端技術」と「ライフスタイル」の両輪で作り上げる新たな共創社会〜
1月20日(金) 終了済
(株)KDDI総合研究所 取締役執行役員副所長
兼 同先端技術研究所長
兼 KDDI(株) 技術戦略本部 副本部長
小西 聡(こにし さとし) 氏
(株)KDDI総合研究所 取締役執行役員副所長
兼 同KDDI research atelierセンター長
今井 尚樹(いまい なおき) 氏
KDDIは2030年ビジョンとして、「「つなぐ力」を進化させ、誰もが想いを実現できる社会を作る。」を掲げました。このビジョンを実現するために、2030年頃のライフスタイルやユースケースの検討と、これらの検討結果の具現化の実現に寄与する先端的な基礎研究という両輪で取り組んでいます。
先端的な基礎研究を行う先端技術研究所では、スループットが低下するセルエッジを無くす「セルフリー」や、ユーザが有する複数の端末を連携させて上りリンクのスループットを向上させる「仮想化端末」、量子コンピュータ時代でも耐えうるBeyond 5G/6G時代の新たな共通鍵暗号方式「Rocca-S」、AIと人間がともに進化する「共進化AI」、そして、三次元の点群をモバイルネットワークで伝送するための「PCC」について紹介します。
また、ライフスタイルリサーチでは、KDDI research atelierを活動拠点とし、中長期的な社会・生活者の課題解決に繋がる新たなライフスタイルを提案し、社会実装に向けた取り組みを進めています。この中で、先進生活者との共創イニシアティブ「FUTURE GATEWAY」や将来のライフスタイル提案について紹介します。
1.先端技術研究所の取り組み
・光無線融合技術を用いた「ユーザセントリックアーキテクチャ」
・電波の反射角度を変えられる「液晶反射板」
・量子コンピュータでも解読できない次世代の共通鍵暗号方式「Rocca」
・AIと人間がともに進化する「共進化AI」
・三次元の点群をモバイルネットワークで伝送するための「PCC」
2.ライフスタイルリサーチの取り組み
・先進生活者との共創イニシアティブ「FUTURE GATEWAY」
・ライフスタイル提案の取り組み
1993年に国際電信電話(株)(現、KDDI(株))に入社。1995年より同社研究所(現、(株)KDDI総合研究所)にて、衛星通信システムや固定無線通信システム、セルラシステムといった様々な無線通信システムの研究開発や国際標準化に従事。2014年より、KDDI(株)モバイルアクセス技術部長として、LTE-Advancedシステムの開発をリードし、キャリアアグリゲーションやVoLTE、フェムトセルなどを商用化。2017年より、同社次世代ネットワーク開発部長として、5Gを用いた実証実験や5Gの商用に向けた開発計画の責任者として5Gの商用化を推進。2020年4月より現職。現在は、Beyond 5G/6Gに向けた研究開発を推進。Beyond 5G推進コンソーシアム白書分科会のビジョン作業班にて、Beyond 5Gに関する日本の白書の作成を主導するほか、総務省の技術戦略委員会や新世代モバイル通信システム委員会など、多くの委員会の委員も務める。2006年に早稲田大学より博士(工学)を取得。また、2017年にグロービス経営大学院にて、経営修士課程を修了。2010年に電波産業会電波功績賞ARIB会長賞ならびに日本ITU協会賞を受賞、2017年に電波産業会電波功績賞総務大臣賞を受賞。
2003年にKDDI(株)に入社。同社研究所(現、(株)KDDI総合研究所)にて、モバイルネットワークやホームネットワークに関する研究開発や国際標準化に従事。2011年より、マルチアクセス&サービス企画部にて、4G LTEの導入や音声認識・VoLTE等のサービス企画に従事。2016年より(株)KDDI総合研究所にて非通信分野のビジネスモデル構築や生活者を対象とする調査・研究を推進。2019年にKDDI(株)技術統括本部長付上席補佐を経て、2020年より技術企画部長として5Gを中心としたインフラ構築方針の策定や推進を主導。2022年4月より、(株)KDDI総合研究所 執行役員副所長、同年7月より現職。現在は、2030年を見据え、生活者を起点とするライフスタイルの提案や実証活動を推進。2006年電子情報通信学会ネットワークシステム研究会研究賞、2011年電子情報通信学会情報ネットワーク研究賞を受賞。博士(工学)