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【欧米の最新情報・新潮流】
〜10年先のエンタメビジネスはこうなる〜
4月12日(火) 終了済
米ワシントン州立大学レスター・スミス栄誉教授
金沢工業大学虎ノ門大学院教授
北谷 賢司(きたたに けんじ) 氏
エンターテインメント産業は、古代から疫病や大恐慌、戦争、テロが勃発しようとも、滅亡することなく、新たな活路を見いだし人々の生活の中で巧みに存続してきた。このことは歴史が証明している。例えば、在宅時間が大幅に増加した消費者にオンラインで音楽や映像を届けるサービスは、コロナ禍にむしろ驚異的な躍進を遂げた。さらに、スポーツ分野においては、ブロックチェーン技術でファンのエンゲージメントを高める新ビジネスやeスポーツの新しい潮流が生まれ、演劇でもITを活用してライブとは異なる切り口のエンタメを提供する試みが進んでいる。こうした新しい変化の潮流を的確に分析し、エンターテインメント産業の未来像を読み解くことは至難だが、未来のビジネスを創出していくためにも価値ある試みと言える。
本講演は、エンタテイメント産業の現況と未来を、GAFAと既存産業の対抗を分析し、コンテンツと技術の視座から解き明かす。
1.映画:無尽蔵の映像作品を、味わい尽くせる環境に デジタル化が何を変えたか
2.放送:テレビもネットが主戦場、手厚いサービスでファンを拡大 OTTの脅威
3.音楽:未来はストリーミング、ライブやファンはメタバースへ
4.スポーツ:NFTにファントークン、eSportsと暗号資産はプロスポーツを救うか
5.演劇:ITと先達のノウハウをフル活用 バーチャル空間での可能性とは
6.質疑応答
※受講者全員に著書『エンタメの未来2031』(2021年11月日経BP刊)を進呈
米ワシントン州立大学レスター・スミス栄誉教授、同大学財団理事、金沢工業大学虎ノ門大学院教授、同大学コンテンツ&テクノロジー融合研究所所長。ワシントン州立大学卒、ウイスコンシン大学マジソン本校大学院にて通信法、メディア経営を専攻し、1981年に博士号を取得。ワシントン州立大学助教授に就任、放送報道、制作、経営を担当後、インディアナ大学に招聘され、テレコミュニケーション学部経営研究所副所長を務めた。学務と並行し、日本テレビ、TBSで国際事業顧問を務め、TBSメディア総研取締役、TBS米国法人上席副社長、東京ドーム取締役兼米国法人社長、ソニー本社執行役員兼米国ソニーEVPを経て、33年間滞在した米国から2004年に帰国。ソニー特別顧問、ぴあ社外取締役、ローソン顧問、エイベックス国際ホールディングス社長を歴任。1990年代に東京ドーム招聘興行担当役員としてNFL、NBA、ローリング・ストーンズの興行を日本初開催、U2、マドンナ、マイケル・ジャクソンほか多数のアーティストを招聘した。博士号を持つ伝説のプロモーター「ドクターK」として世界的に著名。2018〜2019年にセリーヌ・ディオン、エド・シーランの来日ドーム公演も、米大手ライブエンタメ企業、AEGのアジア担当EVP、日本代表として手掛け、同社の名古屋、大阪のアリーナ建設権の取得にも寄与した。インターFM897取締役、ブロードメディア監査役、三菱商事都市開発特別顧問、FM東京顧問も務める。
主な著書に『エンターテインメント・ビジネスの未来2020-2029』『同ポストパンデミック編』(日経BP)『ライブ・エンタテインメント新世紀』(ぴあ総合研究所)『人を動かす力、お金を動かす力』(サンマーク出版)など。2021年11月に最新著書『エンタメの未来2031』(日経BP)を上梓。