SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

急速充電か?バッテリー交換か?

〜EV商用化の進展と水素戦略の対抗をめぐる競争の論点〜

No.
S21522
会 場
会場受講はございません

開催日
2021年12月16日(木) 13:00~15:30 終了済
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受講料
1名につき 33,200円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加下さい。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後に配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画の公開期間は公開日より2週間となります。

※会場又はライブ配信受講者様は、追加料金11,000円(税込)で
 アーカイブ配信を承ります。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

12月16日(木) 終了済

急速充電か?バッテリー交換か?

株式会社afterFIT 広報、渉外担当 
元外務省 気候変動担当(含むG7、G20、パリ協定関連)
前田 雄大(まえだ ゆうだい) 氏

13:00~15:30

脱炭素時代に再エネの普及と並んで産業的に大きな影響力を持っているのが車の電動化であるが、車の電動化において目下最も競争が激しいのは蓄電池の競争である。この点を巡っては次世代電池の投入なども叫ばれ、その性能やコスト競争性について熾烈な国際競争が生じている。一方、車の使用という面に照らせば、蓄電池由来の航続距離の論点もさることながら、利便性に直結をするのが充電の論点である。この点に関し、急速充電を実現することによる時間の短縮化のみならず、様々、充電についてはバリエーションが出てきており、また、単に充電そのものの利便性を上げるだけではなく、車のOSとの組み合わせによる効率化や、商用車にEVが浸透し始めていることから見る「使用」面での充電論点の軽減化もまた車の電動化を見る上で重要な論点を形成している。また、水素戦略はまさに航続力や充電の論点においてEVと対抗しうる論点を形成しており、こうした蓄電池から派生した形で燃料電池車の戦略を観察することも重要である。そうした中、そもそも充電をするのではなく、バッテリーごと交換するという手法も出てきており、すでにそれがビジネスモデルとして浸透している事業領域も存在することから、この講演ではそうした点を紹介しながら、今後の脱炭素時代の車の在り方についても考察していく。

1.蓄電池を巡る国際競争
2.急速充電のバリエーションと進化
3.「充電」依存を減らす方向性
4.水素VS充電
5.着脱式バッテリーの動向
  (1)中国の電池交換式EVの国家基準発表
  (2)ENEOSのEV向け蓄電池交換サービス
  (3)台湾の電動スクーター競争と日本市場への展開
6.脱炭素時代の車の在り方
7.質疑応答

前田 雄大(まえだ ゆうだい) 氏
2007年外務省入省。入省後、開発協力、原子力、官房業務等を経験した後、2017年から2019年までの間に気候変動を担当し、G20大阪サミットにおける気候変動部分の首脳宣言の起草、各国調整を担い、宣言の採択に大きく貢献。また、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略をはじめとする各種国家戦略の調整も担当。こうした外交の現場を通じ、国際的な気候変動・エネルギーに関するダイナミズムを実感するとともに、日本がその潮流に置いていかれるのではないかとの危機感から、自らの手で日本のエネルギーシフトを実現すべく、afterFIT社へ入社。また、日本経済研究センターと日本経済新聞社が共同で立ち上げた中堅・若手世代による政策提言機関である富士山会合ヤング・フォーラムのフェローとしても現在活動中。