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【EVの欠点を克服する小型化への潮流】
〜超小型モビリティ政策と世界の市場〜
10月15日(金) 終了済
群馬大学 非常勤講師 兼 研究員
松村 修二(まつむら しゅうじ) 氏
カーボンニュートラルに向けて世界はEVシフトへの政策をとりはじめた。これまで市場原理に委ねられてきたEVの普及は政府主導型に移行したと言える。しかしEV普及に向けた課題は根強く残っており、その対応策の一つとして小さなEVが提案されている。小さなEVであれば電池容量も小さくて済み低価格となる。通勤や街乗り用であれば家庭での充電が可能であり課題のいくつかを解決する。近年中国では低価格の超小型EVの人気が高まり中国市場だけでなく全世界でも多く売れている。
本講義では小型EVや軽EVの長所や課題に言及するとともに筆者らが製作した超小型EVのいくつかを紹介する。
1.世界のEVシフト
2.EVの現状と課題
3.EVの長所を活かせる小型EVと軽EV
4.国交省の超小型モビリティ政策の現状と小型EVの世界の動向
5.筆者らが製作した超小型EVの紹介
6.超小型EVの応用と今後の展望
7.質疑応答/名刺交換
1975年 東北大学大学院工学研究科修士課程終了 富士重工業(株)入社、振動騒音研究実験に従事。1977年 青年海外協力隊でガーナへ赴任。1979年 富士重工業(株)へ復帰、その後プロジェクトジェネラルマネージャーとしてスバル技術研究所にてCAE(Computer Aided Engineering)開発を行う。1993年 東北大学で博士号取得 テーマ「自動車排気管内の衝撃波の生成と排気騒音に関する研究」。2006年 富士重工業(株)を退職、群馬大学客員教授就任。2009年 群馬大学次世代EV研究会を設立し、幹事に就任。2020年 客員教授退任、非常勤講師兼研究員として現在に至る。