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【SF×新ビジネス】
〜VUCA時代に不可欠な現実の延長に縛られない未来計画〜
8月27日(金) 終了済
アノン株式会社 代表取締役
森 竜太郎(もり りゅうたろう) 氏
破壊的で独創的なアイデアがシリコンバレーを中心に次々生まれる背景には、「体系的に未来を見通す力」が存在します。この力を養えば、競合に先んじてリスクや機会を発見することや、ルールメイカーとして新産業をリードすることなどが可能になるのです。
特に、VUCAと呼ばれるあらゆる環境が目まぐるしく変化し、予測できない時代においては、SF(サイエンスフィクション)の創作に取り入れられるような大胆な思考法が不可欠です。まるでSFのようなという表現は、かつては壮大で面白味はあるものの、実現性の乏しいアイデアなどを表す言葉でしたが、テクノロジーの発展は、多くの「SFのような」を現実にしてきました。見方を変えると、多くの「SFのような」考え方、そして考え方を創作するプロセスがあったからこそ、時代を先読みしたかのようなテクノロジーの発展が実現したともいえます。
ビジネスにおける事業戦略も同じです。現実の延長に縛られないSFの世界や、SFを創出するプロセスを適用し、バックキャスティングを行うことで、VUCAの時代に適応できる事業を構想することが可能になるのです。
本セッションでは、SFプロトタイピングを通じて企業のビジョンを拡張するアノン株式会社代表取締役の森竜太郎が、空飛ぶ車や培養食肉事業を前線で率いた経験に基づき、未来起点の思考が導く新しい戦略構想の在り方を提案します。
参考(6/8付日本経済産業新聞1面): SFの想像力を新ビジネスに 米国発、日本企業も導入
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ020ZT0S1A600C2000000/
1.なぜ今未来を見通す力が求められるのか
2.シリコンバレー有力企業が実践する新規事業企画手法と思考法
3.「未来の種類」とそれぞれに適した実践的予見手法
4.空飛ぶ車と培養食肉事業はどう生まれたのか
5.SFプロトタイピングで拡張する戦略構想力
6.質疑応答/名刺交換
※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)
2013年にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を最優秀成績で卒業。帰国後、カーシェアリングアプリ「Uber(ウーバー)」日本支社などを含むサービスのグロースに。2015年、培養食肉の開発を進めるインテク゛リカルチャー(株)を共同創業。財務及びマーケティング責任者として、上場企業複数社との提携推進や農林水産省を含む官民からの資金調達を牽引。並行して、空飛ふ゛車を開発する非営利団体「CARTIVATOR」の事業責任者を兼務。トヨタ自動車、Panasonic、NECなと゛大手企業からの寄付金獲得に加えて、マサチューセッツ工科大学及び慶應大学が進める空飛ぶ車に関する研究も支援。2019年にSFの社会実装を使命に掲げるアノン(http://anoninc.net/about/)を創立。現在は、トヨタ自動車の新規事業であるスマートシティ開発にもかかわる。
・培養肉は世界を救うか https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24584720T11C17A2TCP000/
・世界に羽ばたけるか、空飛ぶ車「スカイドライブ」 日本で開発進む https://www.cnn.co.jp/tech/35104829.html