リスクの未来を新規事業に生かす今後10年の主要シナリオを予測
リスクシナリオ2032 全産業編
■概要■
6分野30テーマの主要リスクを定量的に評価し、未来シナリオと全産業分野への影響を分析世界は、かつてない「リスクの時代」を迎えています。グローバル化した経済活動を背景に、この数年、地政学リスクや感染症の拡大リスクなどは企業活動、そして日常生活で極めて身近な存在になっています。その多くに共通するのは、いずれも直前まで多くの人々が予測していなかったということです。しかし、将来起こり得るリスクを評価し、あらかじめ対策を練って被害を最小限に食い止めることは可能です。新規事業の立ち上げでリスクを考慮し「プランB」を練るプロセスはもちろん、リスク自体が新たなビジネスの好機になり得ます。リスクは、すなわち大きな社会課題でもあるからです。
「リスクシナリオ2032 全産業編」では、今後10年で影響が高まる6分野30テーマの主要リスクを選び出し、これから起こり得るシナリオを提示します。リスクによる被害想定の定量評価や未来シナリオで具体的な対策に生かす、リスクマネジメントの決定版レポートです。
■こんな方におススメ■
経営者/経営企画の方
本レポートは、将来発生し得るリスクのシナリオを描き、その影響度、切迫度を算出します。自社で起こり得るリスクを想定し、複数の対策を練ることで、被害を最小限に食い止める経営戦略の立案に役立ちます。
新規事業企画/事業開発の方
リスクは、大きな社会課題でもあります。
「パーパス経営」「ESG経営」の時代、社会課題の解決は、「新規事業」に必須の要素。本レポートには、新規事業のテーマにつながるコンテンツが網羅されています。
BCP対策担当部門の方
本レポートは、リスクの影響が大きいと推定される業種を取り上げ、各業種の対策アプローチを提示します。どのような事態に遭遇しても事業継続性を確保し、企業の社会的責任を果たすための方針策定をサポートします。
■企業経営者が今後10年で対応に迫られる6つのリスク分野■
1.社会のネットワーク化がもたらすリスク
インフラ破綻による影響は想定以上の広範囲に
2.テクノロジーの進化がもたらすリスク
進化に乗り遅れれば、機会を逸する
3.社会の変容がもたらすリスク
サステナブル対応や社会分断の影響は幅広い
4.政治・経済のグローバル化がもたらすリスク
制御できない危機、いかに挑むか
5.温暖化、自然災害の激甚化がもたらすリスク
気候にとどまらない多面的な分析がカギ
6.企業内部の課題がもたらすリスク
守りと攻めの絶妙なバランスが肝要
■主要30リスクを5つのステップで分析。■
リスクのインパクトを定量的に評価し、未来シナリオや業種別に取り得る対策を網羅。
Step1.リスクの概要
リスクの全体像、取り上げるリスクの前提となる情報や特性を解説。
Step2.背景分析
今後10年において重要であると判断したリスクの背景を分析。
Step3.過去事例・類似事例
取り上げるリスクに関連する過去事例および類似事例をピックアップ。
Step4.リスク予測シナリオ/リスク評価
今後発生し得る想定シナリオを解説。シナリオそれぞれについて、影響度、切迫度を算出し、リスクの大きさを定量的に評価。
Step5.インパクトが大きい業種/とり得る対策
リスクの影響が特に大きいと推定される業種を取り上げ、それぞれの業種における対策アプローチを提示。
■著者■
東京海上ディーアール
<0>リスクの洗い出しと評価の手法
1.リスクとは何か
2.取り上げたリスクの選定アプローチ
3.産業別インデックス
<1>社会のネットワーク化がもたらすリスク
1.サイバー攻撃によるデータ喪失やシステム破壊
2.広域停電“ブラックアウト”による企業活動停止
3.情報利用の高度化に伴うシステム破綻時の被害巨大化
<2>テクノロジーの進化がもたらすリスク
1.インターネット販売事業者の業容拡大による小売業の衰退
2.次世代AI開発からの脱落による日本の産業競争力低下
3.AI・ロボットがもたらす失業の増大
4.AI利用の拡大に伴う人間とのコミュニケーション不全
5.量子コンピューターへの対応遅れによる競争力の喪失
<3>社会の変容がもたらすリスク
1.サステナブル調達における情報収集・開示の負荷が増加
2.SDGs対応が不十分で企業価値を毀損
3.国内外の生産年齢人口減少に伴う現場労働力の不足
4.テレワークの恒常化に伴う人材の質低下や事故の増加
5.世代間・年齢間の分断による事業環境の不安定化
6.地域資源マネジメント不足が招く地域経済の衰退
7.社会の分断・格差拡大に伴う犯罪・暴力の増加
8.社有車の急激なEV化による対応コストの増大
<4>政治・経済のグローバル化がもたらすリスク
1.中国の拡張主義が引き起こす物流・貿易途絶や人的被害
2.データ関連規制がもたらす制裁金負担や管理コスト増大
3.朝鮮半島有事・台湾海峡紛争で企業活動の継続が困難に
4.脱炭素に向けた戦略資源の調達困難
<5>気候変動、自然災害の激甚化がもたらすリスク
1.気候変動で事業継続が困難に
2.大気汚染や気候変動がもたらす不動産の資産価値低下
3.複合的なリスク発生による事業継続困難
4.カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギーの調達難
5.都市の空きビル増加による収益の低下
<6>企業内部の課題がもたらすリスク
1.海外子会社の管理不備による損失や事故の発生
2.システム管理者の内部不正による情報漏洩
3.日本企業の過度なリスク回避による競争力低下
4.技術的負債の蓄積によるシステムトラブルや情報漏洩の増加
5.ソーシャルメディアに対応できない「謝罪会見」が企業価値を毀損