【産業構造を一変させるメガインパクト】
カーボンニュートラルの未来予測-本質と4つのビジネスモデル-
(株)ICTソリューション・コンサルティング
代表取締役社長
(株)デジタルイノベーション研究所
代表/クリエーター
冨永 孝(とみなが たかし) 氏
2021年2月、コロナ禍で全世界が不安と混乱の中、ダボス会議では、代表を務めるスイスの経済学者、シュアブ氏よりグレートリセットが高らかに宣言された。グレートリセットとは、三つのX(DX、EX、BX)からなっている。3つのXの中でも、産業構造に最もインパクトを与えるのはEX、すなわちカーボンニュートラルであり、本質は、単なる地球環境保護でも、自然エネルギー推進でもありません。
その本質は、20世紀を支配した石油、ドル、ものベースの産業バリューチェーンから電気、仮想通貨、情報ベースの産業構造に転換すること。すなわち、21世紀の富の争奪戦が始まったことを意味します。具体的には、原子力発電の再稼働、ドルに代わる新たな仮想通貨、環境規制、ペナルティによる強制的エネルギー移行、各国政府による投資の促進を意味します。日本政府もグローバルアジェンダに沿って、コロナ禍の裏で粛々と歩調を合わせています。
今回の講義では、カーボンニュートラルとは何か?誰が、何の目的で、何を進めようとしているのか?(why)そして、我々はこの大きな100年に一度の変化にどう向き合うべきか?(how)に重点をおいて解説いたします。
1.グレートリセットとは
-ダボス会議で示された未来アジェンダ
-3つのX(EX、DX、BX)
2.カーボンニュートラルの本質
-カーボンニュートラルとは(一般論)
-カーボンニュートラルのもたらす世界(本質論)
3.カーボンニュートラルの現状
-各国の取り組みと思惑
-日本における方向性
4.カーボンニュートラルビジネスの考え方
-カーボンニュートラルがもたらす世界
-4つのビジネスモデル
-あなたの会社のビジネスは
※EX:エネルギー・トランスフォーメーション、DX:デジタル・トランスフォーメーション、BX:バイオ・トランスフォーメーション
社会変革アーキテクト ビジネスクリエーター 経営コンサルタント/〜2008年 アクセンチュア(株) 統括エグゼクティブパートナー(通信)/2009年〜(株)ICTソリューション・コンサルティング 代表取締役社長(現職)/(株)デジタルイノベーション研究所 代表。
2002年 アクセンチュアグローバルよりQVS大賞受賞(グローバルベストコンサルタント)。長年に渡り、ICT業界(通信/IT/メディア)における各リーディングカンパニーの事業転換戦略、サービス開発、BPR戦略、及び事業構造転換(チェンジマネジメント)を支援。ICT戦略を通じて、各インダストリ(製造/流通/公共等)のイノベーションを支援。従来の業種別事業戦略から、業種横断的バリューチェーン戦略への転換を提言。伝統的なコンサルティングサービスに飽き足らず、イノベーティブなコンサルティングサービス(クロスインダストリ/ICT活用/仮説検証/対話型)の実績と更なるチャレンジ。近年は、総務省/文科省/経産省等への政策提言、及び、経営コンサルティング会社(国内外)/シンクタンクへのコンサルティングを実施。
【主なクライアント】大手通信会社大手IT会社へのコンサルティング、大手コンサルティングファーム、大手シンクタンクへの幹部教育、コンサルティング、政府への政策提言他多数。