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蓄電池システム導入・運用の勘所-収益向上を実現するため業務設計の実務-
7月 2日(水)
(株)野村総合研究所 産業ITコンサルティング一部
エキスパートシステムコンサルタント
木村 正憲(きむら まさのり) 氏
(株)野村総合研究所 産業ITコンサルティング一部
シニアシステムコンサルタント
熊野 純一(くまの じゅんいち) 氏
再エネ比率拡大で価格変動が増す電力市場において、蓄電池システムは需給調整と収益向上の鍵を握っている。
本講演では、充放電計画策定といった機能面やデバイス要件といった性能面での選択ポイントや、自動化と手動判断のバランスを業務フローと事例をもとに解説することで、制度変化に合わせた業務設計の勘所を提示する。
1.電力市場の変化と蓄電池の重要性
・JEPX/EPRXの価格変動と制度改正を概観
2.蓄電池システムの構成要素とベンダー選択
・PCS・変圧器・EMS構成とEPC/SIer活用判断
3.価格予測に基づく充放電計画と30分再策定フロー
・ザラ場取引対応のデータフローと業務分担
4.業務自動化の限界と手動プロセスの組込み
・緊急時バックアップとリスク管理の設計ポイント
5.制度変化に対応する戦略と外部連携
・ノウハウ蓄積領域の見極めと外部知見の活用
6.質疑応答/名刺交換
東京電機大学情報環境学部を卒業後、2007年に重電メーカに入社。電力自由化に関係するシステム開発に従事し、その後2023年より野村総合研究所に所属。再生可能エネルギー普及に対応したシステム開発支援やプロジェクトマネジメント支援(PMO)を数多く手掛けている。特に電力需給、制御、アグリゲーション領域において、市場動向の分析や制度変更を踏まえた業務提案、システム機能要件定義などに取り組んでいる。
東京大学新領域創成科学研究科を修了後、2015年に重電メーカに入社し、スマートグリッドや蓄電池に関係するシステム開発に従事。その後、2022年より野村総合研究所に所属し、システム化構想やIT/DX戦略を数多く手掛けている。特にシステム開発に関するシステム化構想支援や、プロジェクトマネジメント支援などに取り組んでいる。