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【装置・材料から水・電力・空調・建設まで】
〜台湾華語の一次資料で読み解く、自社の売り先と5つの参入窓口〜

12月15日(火)
株式会社インフラコモンズ 代表取締役
今泉 大輔(いまいずみ だいすけ) 氏
TSMCは、世界最大の半導体受託製造会社。NVIDIA、Apple、AMDなどの設計図を預かり、最先端の半導体の受託製造を行っている。「受託製造」が本業であるため、その商流は日本企業には見えにくい。このセミナーではその商流の全体像を、台湾華語の資料を深堀りして解明する。これまで日本の経済界には流通していない知見が大量に得られる。
重要なのは次の構造。
AI向け半導体の需要は、NVIDIAなどの一部の顧客に集中している。その顧客が必要とする先端ロジックと、先端パッケージング(CoWoSなど)は、生産できる量が限られている。そのためTSMCは、誰(顧客)に、何枚、いつ作るかを割り当てている。この割り当てを将来において守るために、TSMCは工場を増やし、装置、材料、薬液、ガス、超純水、電力、空調、建設を買う。
いま不足が目立つ場所は、前工程だけではない。先端パッケージング、基板、超純水、電力、工場の建設・施工へ広がっている。日本企業は、TSMC本人に直接売れなくても、装置メーカー、台湾の一次サプライヤー、工場を建てるEPC、組み立て・検査の外注会社(OSAT)、NVIDIAなどのTSMC顧客のどれかに売れれば、巨大なAIの商流に入れる。
本セミナーは、台湾華語の一次資料を素材に、この因果を日本語で噛み砕く。ゴールは「自社の商品は、5つの窓口のどこに刺さるか」を受講者が1行で言える状態である。
[このセミナーで理解できること]
●TSMCがNVIDIAなどに生産枠を優先的に割り当てる理由
●将来の生産約束が、設備投資と調達に変わる仕組み
●半導体工場1つを動かすために必要な設備・材料・部品・インフラの範囲
●先端パッケージング、基板、超純水、工場電力、工場冷却、現地施工が、なぜ次の不足になるのか
●台湾企業がTSMCと一緒に売上を伸ばした入り方(採用、共同開発、現地化、海外随伴)
●優良サプライヤー表彰と、実際の発注権は別であること(日本の10数社も表彰されている)
●日本企業が入れる5つの窓口と、窓口ごとの誤解
●熊本を入口にして、台湾・米国などのTSMC拠点へ広げるときの条件
第1部:TSMCとは何の会社なのか
〜受託製造会社ではなく、先端半導体の生産枠を割り当てる会社
1.受講後に持ち帰る3枚の地図
2.「世界最大の受託製造会社」では見えない実像
3.AI需要が設備投資に変わる仕組み
4.なぜ製造業の日本企業にまで需要が波及するのか
第2部:TSMCは一体何を買っているのか
〜日本企業にとっての巨大調達市場は、装置の外側まで広がっている
1.半導体工場1つを動かすための全体地図
2.製造装置だけではない巨大購買
3.TSMCでいま足りていない部分
4.売り手が持つべき視点
(1)今日の発注だけでなく、将来の生産約束から逆算した調達
(2)約束された世代とパッケージによって増える部材が変わる
第3部:台湾企業はTSMCからどう売上を作っているのか
〜日本企業が学ぶべき「台積電供應鏈」(TSMCのサプライヤー群)の入り方
1.台湾で日常的に語られるサプライチェーンとは何か
2.台湾企業が一緒に成長できた理由
3.TSMCが進める現地調達とサプライチェーン強化
4.日本企業が単独営業以外で入る方法
第4部:AI時代に新しく生まれるTSMC巨大市場
〜2ナノとCoWoSで、売れるものはどう変わるのか
1.AI半導体でTSMCの重要性がさらに高まる理由
2.先端パッケージングを、文系の営業企画向けに理解する
3.次の3〜5年で需要が膨らむ分野
4.熊本の位置づけ
第5部:結局、日本企業は何を売ることができるのか?
〜TSMC巨大経済圏を、自社の営業先として見る
1.日本企業がすでに競争力を持っている領域
2.5つの窓口
(1)窓口1:TSMC本人
(2)窓口2:半導体装置メーカー
(3)窓口3:台湾サプライヤー
(4)窓口4:EPC (5)窓口5:OSATとTSMC顧客
3.「誰に売るか」を変えるだけで商流に入れる
4.日本企業の業種別の売り先
【質疑応答】

インフラコモンズ代表。リサーチ歴30年。米シスコシステムズのコンサルティング部門で7年間、金融・流通・電力・自動車業界の経営層向けレポートを担当。その後、ネットベンチャーを創業するなど、テクノロジーと経営の両面で実務経験を積む。
近年はロボティクスと自動運転、そしてNVIDIAが提唱する「フィジカルAI」を重点テーマにリサーチを展開。北米・中国・欧州の先端ロボット企業などについて、ChatGPT + Deep ResearchやGemini Pro + Deep ResearchなどAIの能力をフルに活かす新しいタイプの調査手法を考案し、毎週数多くの調査結果を公開している。
著書に『電力供給が一番わかる』『再生可能エネルギーが一番わかる』(技術評論社)。
20年以上にわたり執筆を続ける業務ブログ「ITmediaオルタナティブブログ」では、「経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI/ADAS業界日報」を運用。https://blogs.itmedia.co.jp/serial/
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