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「回復期リハシステム」の将来展望〜退院をゴールにしない、生活再建型リハビリテーションへ〜

10月 1日(木)
医療法人社団和風会 理事長/医学博士
日本慢性期医療協会 会長
橋本 康子(はしもと やすこ) 氏
2026年度診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟において、実績指数48以上、排尿自立支援加算、摂食嚥下機能回復体制加算1、退院前訪問指導を要件とする強化体制加算が新設されました。実績指数の水準が高まることで、今後はさらなる退院の早期化が予想されます。そのため、入院中の機能改善だけでなく、退院後の生活を見据えた支援の重要性は、これまで以上に高まります。本講演では、こうした制度的変化を踏まえ、入院中から退院後までを一体的に捉える「これからの回復期リハシステム」のあり方を展望します。
1.2026年度診療報酬改定が示す回復期リハの方向性
・強化体制加算の新設
・実績指数48が求める水準
・「早く良くする」医療への転換
2.実績指数と回復期リハ病棟運営の課題
・FIM利得と在院日数のバランス
・退院時FIM低下への懸念
・早期退院と機能改善を両立する視点
3.退院後支援を含めた回復期リハシステムの再構築
・回復期リハのゴールは退院ではない
・退院後の生活を軌道に乗せる支援
・外来リハ、訪問リハ、オンラインリハの可能性
4.排尿自立・摂食嚥下がリハビリ効果を高める
・排尿自立支援の重要性
・経口摂取への回復とADL改善
・リハビリテーション栄養の必要性
・多職種連携によるリハビリ効果の最大化
5.退院前訪問指導と医療機関外リハビリの活用
・生活課題を院内ではなく生活の場で把握する
・退院前訪問指導の制度的意義
・自宅・職場・学校を見据えた実践的リハビリ
6.これからの回復期リハの将来展望
・「自宅に帰る」から「自宅で生活できる」へ
・入院リハと在宅リハの一体化
・寝たきりゼロに向けた回復期・慢性期リハの役割
7.質疑応答


1981年 名古屋保健衛生大学(現 藤田医科大学)医学部 卒業/1981年 香川医科大学(現 香川大学医学部)第1内科教室 入局/1985年 米国インディアナ大学腫瘍学研究所 勤務/1988年 医療法人社団和風会 橋本病院 勤務/2000年 医療法人社団和風会 理事長 就任/2007年 医療法人社団和風会 千里リハビリテーション病院 開設/2020年 医療法人社団和風会 千里リハビリテーションクリニック東京 開設
社会福祉法人徳樹会 理事長/社会福祉法人福寿会 理事長/全国抑制廃止研究会 幹事/香川県抑制廃止研究会 会長/香川県女医会 会長/厚生労働省 社会保障審議会 介護保険部会 委員/厚生労働省 社会保障審議会 介護保険部会 介護分野の文書に係る負担軽減に関する専門委員会 委員/日本地域医療学会 理事/日本地域包括ケア学会 理事/在宅医療政治連盟 顧問/日本リハビリテーション医学教育推進機構 理事/日本医師会 病院委員会 委員/社会福祉法人全国社会福祉協議会 評議員/BPSDの予防・軽減を目的としたチームケア推進に関する調査研究検討委員会 委員/大阪府慢性期医療協会 理事
