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低圧系統用蓄電池・VPPビジネス【基礎編】〜仕組み、収益構造、国内外の事例から見る事業機会〜

10月23日(金)
RAUL(株) 代表取締役社長
(一社)エネルギー情報センター 理事
江田 健二(えだ けんじ) 氏
再生可能エネルギーの導入拡大を背景に、低圧で接続する小型の系統用蓄電池や家庭・店舗・事業所の蓄電池、太陽光発電、EV等を束ねて活用するVPPへの関心が高まっています。本講演では、低圧系統用蓄電池とVPPの違い、設備・運用の仕組み、収益が生まれる構造、主要プレーヤーの役割を基礎から整理します。
さらに、豪州、米国、英国等の海外事例を取り上げ、日本との違いや事業化のポイントを解説します。複雑な制度や技術の細部には深入りせず、参入方法、課題とリスク、今後の市場展望を実務的な視点から分かりやすく紹介します。
1.低圧系統用蓄電池とVPPの基本整理
(1)系統用蓄電池、需要家用蓄電池、VPPの違い (2)低圧・高圧・特別高圧モデルの特徴
(3)「1カ所の蓄電所」と「多数の設備を束ねる事業」の違い
2.低圧系統用蓄電池の設備と事業の仕組み
(1)蓄電池、PCS、EMS等の基本的な構成 (2)土地確保から系統接続、建設、運用までの流れ
(3)低圧モデルのメリットと制約 (4)小型案件を多数展開する場合の考え方
3.蓄電池・VPPはどこから収益を生み出すのか
(1)電力価格差を利用した充放電 (2)電力需給の調整や各種市場への活用
(3)電気料金削減、再エネ自家消費、BCPとの組み合わせ
(4)複数の収益機会を組み合わせるマルチユース (5)収益を考える際に確認すべき費用と前提条件
4.VPP・アグリゲーションビジネスの全体像
(1)蓄電池、太陽光発電、EV、空調設備等を束ねる仕組み
(2)アグリゲーターに求められる予測、制御、運用、精算機能
(3)需要家、設備事業者、電力小売、アグリゲーターの関係 (4)小さな設備を多数管理する難しさ
5.海外における蓄電池・VPPの活用事例
(1)豪州:家庭用太陽光・蓄電池を束ねるVPP (2)米国:蓄電池、EV、空調等を活用した分散型電力システム
(3)英国:家庭や企業が参加するデマンド・フレキシビリティ (4)海外事例から見る事業モデルと顧客メリット
(5)日本との市場環境や事業構造の違い
6.事業化の課題、参入方法と今後の展望
(1)設備費、系統接続、保守、通信、運用コスト (2)市場価格や制度変更による収益変動
(3)安全性、メーカー、施工、保険等のリスク (4)開発・販売、保有・運用、VPP事業への参入方法
(5)電力、住宅、EV、設備、金融事業者との連携可能性 (6)低圧・分散型蓄電池ビジネスの今後
7.質疑応答/名刺交換


1977年 富山県砺波市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。アクセンチュア株式会社に入社。現在は、RAUL株式会社代表取締役、一般社団法人エネルギー情報センター理事、サステナビリティコミュニケーション協会理事等、環境省地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員、厚生労働省中長期キャリア形成支援検討委員会委員等。
主な著書に『2025年「脱炭素」のリアルチャンス』、『図解即戦力電力・ガス業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』、『蓄電所ビジネス』、『むしろ、じっくり話していい。』等。
