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NVIDIAが変えたAIデータセンターの競争戦略-電力・冷却・水制約の本質と次世代AIインフラ-

6月18日(木)
クリーンエネルギー研究所 代表
阪口 幸雄(さかぐち ゆきお) 氏
本講義では、NVIDIAの進化を起点に、AIデータセンターで何が本質的に変わったのかを整理する。現在のNVIDIAの競争はGPU性能そのものではなく、それを支える電力、冷却、水、立地条件へと急速に移っている。特に高密度化の進展により、従来型の空冷中心設計では対応が難しくなり、液冷や高温水冷を含む新しい設計思想が必要になっている。
まず、NVIDIAのロードマップとラック設計の変化を踏まえ、なぜAIデータセンターの制約が半導体からインフラ側へ移ったのかを明らかにする。次に、空冷・液冷・高温水冷の特徴と限界を整理し、水制約、電力インフラ、系統接続、立地条件といった外部要因が冷却方式や事業性にどう影響するかを考察する。さらに、インフラ投資、電力調達、リスク分担の変化を踏まえ、今後どこに現実的なビジネス機会があるのかを示す。
技術論にとどまらず、AIインフラを事業成立条件として捉え直す視点を提示する。
1.NVIDIAが引き起こした構造変化
(1)GPU企業からAIインフラ企業への進化
(2)ロードマップとラック設計の変化
(3)トレーニング中心から推論拡大への移行
(4)ボトルネックの移動:半導体からインフラへ
2.データセンター冷却問題の本質
(1)ラック密度上昇と発熱問題
(2)電力=熱という基本構造
(3)ホットスポットと空冷限界
(4)なぜ液冷が必要になったのか
3.冷却技術の進化と現実
(1)空冷延命策とその限界
(2)Direct Liquid Coolingの主流化
(3)高温水冷の意味とインパクト
(4)CDU・施設冷却への構造シフト
4.インフラ制約と勝ち筋
(1)水制約と冷却方式の選択
(2)電力制約と系統接続問題
(3)立地・投資・契約構造の変化
(4)次世代AIインフラの勝ち筋
5.質疑応答/名刺交換
※プログラムは最新状況に応じて変更する場合があります


シリコンバレー在住の著名コンサルタント。米国のクリーンエネルギーと、日本のビジネスへの影響にフォーカスしたコンサルタント会社の代表をつとめる。シリコンバレーを中心に、エネルギー問題の定点観測を長期間行い、今後の動向と日本企業の対応についてのきわめて明解なビジョンを持つ。専門分野は、データセンターの電力問題、エネルギー貯蔵、発送電分離、デマンドレスポンス、分散電源、太陽光発電、水素発電、電気自動車、等。
日本の大手エネルギー企業、日本政府機関、大学等のアドバイザーを多数務める。
シリコンバレーに40年在住。日立(日本と米国)にて17年間最先端の半導体の開発に携わったあと、そのビジネス経験や物性の知識を活用すべくエネルギー分野に。
調査レポート 『日米のデータセンター ビジネスと技術の最新動向2025』
https://www.ssk21.co.jp/R0000103.php?gpage=07V0005
