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【中東危機が与える電力市場へのインパクト】
〜PPA等脱炭素投資の意思決定を円滑化するための方法を紹介〜

5月29日(金)
株式会社日本総合研究所
リサーチ・コンサルティング部門
環境・エネルギー・資源戦略グループ シニアマネジャー
早矢仕 廉太郎(はやし れんたろう) 氏
2026年3月、米国・イスラエルとイランとの軍事衝突を契機に、原油輸送の要所であるホルムズ海峡は事実上の封鎖に追い込まれ、日本だけでなく世界のエネルギー・経済は甚大な影響を受けている。
石油製品の原料となるナフサ等に比べ、日本の電力市場は、石油の比率が低く、LNG、石炭等他燃料の中東依存度も高くない。一方、今回のイランショックは世界のエネルギー市場に波及しており、非中東産のLNG、石炭のサプライチェーンにも大きな影響を与えている。また、ナフサの調達難により、国内化学メーカーは工場の低稼働を強いられており、電力需要にも一定のインパクトが出る見通しだ。
4年前のロシア・ウクライナ危機から日が経つことなく起こった今回のイランショックは、企業のエネルギー調達だけでなく、サステナビリティの観点から非常に重要な問題となる。これまでESGの観点を中心に行ってきた脱炭素の取組を、エネルギーレジリエンスの観点から加速させていく転換点となるだろう。
他方、再エネ投資、PPA、電化・蓄電池導入等、脱炭素の投資を進める上では、短期的な経済メリットだけで説明できることは少なく、サステナビリティの観点から必要性は理解しつつも導入に踏み切れない企業は多かった。今回のイランショックを契機に脱炭素を推し進めるためには、社内の意思決定をスムーズに進めるための説得材料を用意しなければならない。
本講義では、電力を中心にエネルギー調達を行う部署、サステナビリティ部署の担当者の方に向けて、イランショックが電力を中心とするエネルギー市場へ与えるインパクトを解説する。また、再エネ投資、PPA、蓄電池の導入等の意思決定を後押しするような、将来の電気料金の分析など手法についても紹介する。
1.イランショックの概要
2.電力需給から考えるイランショックのインパクトと各電源の最新動向
(1)電力需要 (2)原子力 (3)再エネ (4)火力
(5)電力需給から考えるイランショックのインパクト
3.エネルギーレジリエンスの観点から脱炭素投資を推進する手法
(1)将来の電力価格の見通し評価
(2)将来の環境価値の価格見通し評価
(3)地政学リスクを織り込んだエネルギーコストの影響分析
(4)PPAを織り込んだエネルギーコストシミュレーション等
4.質疑応答/名刺交換

2015年4月 大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻 工学修士 株式会社日本総合研究所入社
2017年4月 経済産業省電力・ガス取引監視等委員会出向
2019年4月 株式会社日本総合研究所復職
<主なコンサルティング実績>【将来の電力需給】将来の電力需給見通し策定業務/将来の各種電力市場価格の見通し(卸電力市場/非化石価値市場/容量市場/需給調整市場/出力制御等)、【電力】RE100達成に向けた調達戦略策定/PostFITを見据えた発電事業の収益性分析/再エネ小売事業者の参入支援等、【水素】水素サプライチェーン構築に向けた実証支援/水素社会の実現に向けた政策提言【中長期事業戦略策定】TCFD提言に基づく財務情報開示支援/シナリオ分析に基づく中長期事業戦略策定支援、その他、経産省時代の関与プロジェクト等多数
