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AI技術の研究開発と社会実装の動向〜NICTの安全なAI技術開発と三菱電機のNeuro-Physical AI開発〜

3月11日(水)
国立研究開発法人情報通信研究機構 執行役
木俵 豊(きだわら ゆたか) 氏
ディープラーニング技術によって多言語音声翻訳技術や自然言語処理技術は実用レベルとなり、様々な商用システムに活用されている。さらに生成AI技術の登場によってSFの世界で語られていた人工知能技術も夢物語ではなくなりつつある。その一方で、生成AIの利活用についてはハルシネーションを始めとする様々な問題を抱えており、安心・安全なAI技術の活用に向けた評価技術等が求められている。
本講演では、多言語音声翻訳技術や自然言語処理技術の社会実装を目標として取り組んだNICTの第5期中長期計画(2021年度-2025年度)における研究開発と次年度から始まる第6期中長期計画(2026年度-2030年度)において取り組む生成AIの安全性の検証を目的とした研究計画などについて紹介する。
1.多言語音声翻訳技術
2.社会知解析技術
3.大規模データ基盤 4.NICT-LLM
5.能動的評価基盤
6.質疑応答/名刺交換
三菱電機株式会社 AXイノベーションセンター
研究開発部 部長
毬山 利貞(まりやま としさだ) 氏
近年、ロボットや機器がAIによって動作するPhysical AIが注目を集めている。一方で、AI技術は研究開発では成果が出ても、社会実装・事業化の段階で壁に直面するケースが多い。
本講演では、Physical AIの動向を概観したうえで、AIに物理的知見を融合したNeuro-Physical AIの考え方を紹介し、社会実装において見落とされがちな設計上の注意点や判断軸を整理する。あわせて、研究開発の実例を通じ、R&Dと現場・事業をつなぐための実践につながる考え方を解説する。
1.なぜAIはPoCで止まるのか -社会実装に共通する構造的課題
2.Physical AIからNeuro-Physical AIへ
3.社会実装で必ず直面する落とし穴
4.三菱電機における、Neuro-Physical AI研究開発の取り組みと学び
5.R&Dを現場につなぐために必要な設計思想と意思決定の視点
6.質疑応答/名刺交換


2001年 通信総合研究所 入所【現:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)】。2011年 国立研究開発法人情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究所長。2016年 先進的音声翻訳研究開発推進センター 研究開発推進センター長(兼務)。2018年 知能科学融合研究開発推進センター 研究開発推進センター長(兼務)。2020年 ソーシャルイノベーションユニット ユニット長。2021年 経営企画部 部長。2024年 執行役。

三菱電機にてAIおよびデータサイエンス分野の研究開発に長年従事。情報技術総合研究所 AI研究開発センター長として、AIと物理モデルを融合したNeuro-Physical AIの研究開発を主導し、社会実装を推進。2026年よりAXイノベーションセンター研究開発部長として、研究成果の社会実装や事業・現場と接続する研究開発マネジメントを担う。研究と実装の両面を踏まえた技術戦略に強みをもつ。
