会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
世界の金属リサイクルと〜EU ELVの自動車産業への影響〜

3月 6日(金)
KPMGコンサルティング株式会社 マネジャー
伊藤 登史政(いとう としまさ) 氏
EU ELVのように資源循環という大義に基づき、リサイクル材含有率の義務を金属材料に対して導入するという規制化動向がある。これを支えるようにEUは鉄のスクラップ輸出規制の導入を検討しており、その目的は域内でのリサイクル材生産を通した産業保護や材料の低炭素化となる。
材料の低炭素化という観点ではグリーンスチールという取組みもあるが、EUでは延期・中止が相次いでいる。このため、EUでは需要創出のため内燃車両販売継続の条件としてグリーンスチールによるCO2相殺を定めた。一方、中国においてはカーボンピークアウトのために、リサイクル材利用を促進するという動きもあり、国によるアプローチの違いが見えてきた。
このような社会情勢のなか、金属産業の現状とともにリサイクルにかかわる政策・規制動向について解説を行う。
1.金属産業の景況について
2.なぜリサイクルが求められているのか?
3.世界の金属にかかわる関連政策動向
4.EUの規制動向の詳細
5.自動車産業で求められること
6.質疑応答/名刺交換


大手自動車部品サプライヤーにて材料に関する研究・開発や新事業開発に従事し、欧州駐在後にKPMGに参画。自動車関連企業を対象に調査や方針策定業務などに従事。
