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【放送現場で進むAI活用の最前線】
〜実務担当者が押さえるべき知財リスクと法的判断ポイント〜

1月28日(水)
高樹町法律事務所 弁護士
(元・文化庁著作権課 著作権調査官)
澤田 将史(さわだ まさし) 氏
放送やテレビ番組の制作現場での生成AIの利活用が注目されています。
もっとも、生成AIの利活用にあたっては、著作権などの知的財産権に関して注意が必要な点があります。こうした問題から、なかなか思い切った活用に踏み切れていない企業も多いのではないでしょうか。
本講演では、文化庁著作権課に出向し、著作権法改正の企画・立案を担当した著作権法のプロフェッショナルであり、また、文化審議会法制度小委員会の整理にも関わった講師が、放送・番組制作に生成AIを活用する際に知的財産権が問題となる様々なケースについて、様々な角度から検討します。
1.生成AIの概要
2.生成AIの放送・映像制作での利活用例
3.生成AIと著作権
(1)AI開発・学習段階
・平成30年著作権法改正の趣旨
・著作権法30条の4(非享受目的利用)
・享受目的の併存
・「著作権者の利益を不当に害する場合」に該当するか
(2)入力段階
・ユーザーが著作物を入力する場合の考え方
(3)生成・利用段階
・著作権侵害の判断基準
・類似性に関する議論
・依拠性に関する議論
・生成AIの利用規約
(4)生成物の著作物性
・AI生成物は著作権法で保護されるか
4.AIモデルやAIナレーションの利用について
・肖像権
・パブリシティ権
・不正競争防止法
・著作権
5.質疑応答/名刺交換


2008年 早稲田大学法学部卒業/2011年 早稲田大学大学院法務研究科修了
2012年 長島・大野・常松法律事務所入所/2016年〜2019年 文化庁勤務 著作権課
2019年〜 「知的財産管理技能検定」技能検定委員/2020年 三村小松山縣法律事務所 パートナー
2021年〜 文化審議会著作権分科会法制度小委員会委員/2023年 高樹町法律事務所 パートナー
