会場受講/ライブ配信
【トラブルを未然に防ぐチェックポイント】
〜広告・配信・イベント等での利用をめぐる権利処理と契約〜
11月27日(木)
染井・前田・中川法律事務所
パートナー 弁護士
中川 達也(なかがわ たつや) 氏
音楽コンテンツを利用する場面は数多くあり、場面ごとに関係する権利者や必要な手順も異なります。しかし、音楽業界には教科書的な著作権法の知識だけでは対応できない多くの実務慣行もあり、独習が難しい分野であるといえます。
本講座は、コンテンツ業界・エンタメ業界の関係者はもちろん、広告・広報関係者、その他音楽コンテンツを利用する可能性がある方を対象として、主に音楽コンテンツを利用する場面を中心に、実務に沿った具体的な内容を解説します。
1.音楽ビジネスの2本の柱
(1)著作権(出版権)ビジネス
(2)著作隣接権(原盤権)ビジネス
2.集中管理と個別管理
(1)JASRACとNexTone
(2)JASRAC等だけでは処理できない場面
・外国曲(シンクロ権、グランドライツ)
・広告目的での利用
・人格権
(3)原盤権の権利処理
3.利用場面ごとのポイント
(1)音楽配信、映像配信
(2)放送、同時配信、番組二次利用
(3)CM、動画広告
(4)ゲーム
(5)イベント
(6)店舗等のBGM
(7)カバー、サンプリング、替え歌
(8)許諾が不要となる場合
4.楽曲制作を外部のミュージシャン等に委託する場合の注意点
5.質疑応答/名刺交換
1998年 東京大学法学部卒業/2000年 弁護士登録/現在は、染井・前田・中川法律事務所パートナー
早稲田大学大学院法務研究科非常勤講師(2010年から)/明治大学商学部兼任講師(2011年から)/文化審議会著作権分科会臨時委員(2022年から)
専門は、著作権法全般とエンターテインメント法。