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【内閣府/理化学研究所/産業技術総合研究所】

12月17日(水)
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
政策企画調査官(量子・マテリアル担当)
佐藤 彰洋(さとう あきひろ) 氏
量子技術は、次世代の産業基盤として社会・経済・安全保障に革新をもたらす重要技術である。日本政府は「量子技術イノベーション戦略」や「量子未来社会ビジョン」等を策定し、研究開発・人材育成・国際連携・産業化を総合的に推進している。本講演では、量子コンピューティング・量子暗号通信・量子センシング等の最新動向と、持続的発展を目指す量子エコシステム構築の方策について展望する。
1.量子技術の社会的インパクト
2.量子技術に関する国家戦略
3.量子産業創出に向けた課題と対応策
4.国際戦略と今後の展望
5.質疑応答/名刺交換
(国研)理化学研究所 量子コンピュータ研究センター
副センター長
萬 伸一(よろず しんいち) 氏
量子コンピュータの研究開発が社会実装に近づいている。本講演では量子技術の社会実装への貢献を目指し国産初号機を公開した理化学研究所の超伝導量子コンピュータ運用の事例報告と量子技術イノベーション拠点(QIH)の取り組みを紹介する。
1.量子コンピュータ技術と理研の量子コンピュータ研究
2.超伝導量子コンピュータ技術
3.量子技術イノベーション拠点によるイノベーション創出
4.今後の展望
5.質疑応答
(国研)産業技術総合研究所
量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター
副センター長
堀部 雅弘(ほりべ まさひろ) 氏
量子技術を活用した市場形成においては、ハードウェアやソフトウェアの開発では無し得ることができず、産業技術やビジネス市場創出の環境づくりや国際的な人材の循環、知財・標準化の連動した戦略の立案とその実行が必須である。
1.グローバルネットワーク戦略
2.インキュベーション機能
3.量子・AI融合計算基盤
4.部品・システム評価テストベッド
5.超伝導デバイス・回路製造ファブ
6.質疑応答/名刺交換


京都大学大学院工学研究科修了後、IHIにて材料技術分野の研究開発、国際業務、業務プロセス改革などに従事。2024年より内閣府に出向し、政策企画調査官として量子技術の国家戦略の策定・フォローアップ、有識者会議の運営、国際連携などを推進。併せて、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第3期やBRIDGEなどの事業推進にも取り組む。

1993年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程修了。日本電気株式会社入社。基礎研究所で量子デバイス、量子情報、ナノテクノロジーに関する研究開発および研究マネジメントに従事。2019年国立研究開発法人理化学研究所入所。2021年量子コンピュータ研究センター・副センター長、現在に至る。

名古屋大学卒業後、量子工学の博士号を取得。産業技術総合研究所物理計測標準研究部門 電磁気計測研究グループ長、経済済産業省研究開発調整官、内閣府企画官を歴任し、2023年 産業技術総合研究所量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター副センター長に就任。量子コンピューティングとAIを結びつけた研究とビジネス開発に携わり、新たなイノベーションの構築に従事。
