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【日本ガス協会/大阪ガス/東京ガス】

12月24日(水)
一般社団法人 日本ガス協会 企画部
上席調査役(国際規格担当)
工月 良太(くづき りょうた) 氏
第7次エネルギー基本計画を踏まえ、日本ガス協会は2025年6月にガスビジョン2050・アクションプラン2030を発表した。S+3Eを基本としつつ、カーボンニュートラルへ向けた多様な選択肢へのチャレンジが打出されている。
本講演では、その中心となるe-メタンに焦点を当て、既存の天然ガスのバリューチェーンを活かせるトランジションの取組について述べる。既に欧州では規制と支援策を背景に商業規模の生産計画がある。また、e-メタンをはじめとするカーボンリサイクル燃料に共通の課題である、環境価値の認証や帰属に関する国際共通ルールの議論も活発化しており、対応状況を紹介する。
1.ガスビジョン2050・アクションプラン2030について
2.e-メタンのプロジェクト-地域の特性を活かした国内外の事例、先行する欧州
3.環境価値を移転可能とする「クリーンガス証書」
4.国際共通ルール化へのチャレンジ-ISO、GHGプロトコル、IPCCなど
5.質疑応答/名刺交換
大阪ガス株式会社 経営企画本部 企画部
カーボンニュートラル推進室長
桒原 洋介(くわはら ようすけ) 氏
都市ガスのカーボンニュートラル化の実現には、低炭素な天然ガスから、既存インフラ・燃焼機器がそのまま使える脱炭素なe-メタンへのシームレスなトランジションが有効な手段の1つである。e-メタンを作り出すための合成技術である”メタネーション”について、その意義や技術開発動向について紹介する。
特に、大阪ガスが取り組む3つのメタネーション技術として、サバティエメタネーション、バイオメタネーション、SOECメタネーションの取組状況を説明する。
1.Daigasグループ エネルギートランジション2050
2.e-メタン導入の意義
3.サバティエメタネーションの技術開発動向
4.バイオメタネーションの技術開発動向
5.SOECメタネーションの技術開発動向
6.質疑応答/名刺交換
東京ガス株式会社
グリーントランスフォーメーションカンパニー
エグゼクティブフェロー
矢加部 久孝(やかべ ひさたか) 氏
内容調整中


1989年に東京大学大学院工学系研究科を修了し東京ガス(株)入社。商品技術開発部、総合企画部、エネルギーソリューション部門等に所属。途中、日本ガス協会のIGU(国際ガス連盟)対応部門の出向のほか、IEAにおける連携調査活動等を通じ、分散型エネルギーシステムの多様な便益の評価に関する研究にも取組み2011年に慶応義塾大学で博士号を取得。2017年より日本ガス協会出向。普及部エネルギーシステム企画GM、2022年より企画部国際基準認証担当部長を経て2025年より現職。e-メタンをはじめとするCCU燃料に関するISO規格策定や「クリーンガス証書」のスキーム構築・国際標準化等に従事。

2000年4月 大阪ガス株式会社 入社
2013年7月 導管事業部 計画部 事業開発チームマネジャー
2018年4月 経営企画本部 企画部 基盤戦略チームマネジャー
2022年4月 経営企画本部 企画部 カーボンニュートラル推進室長

1988年 東京大学物理工学科卒業。同年 東京ガス(株)入社。1991年 超電導工学研究所出向。1995年 東京ガス内研究所。1996年 筑波大学にて博士号(工学)取得。1997年〜2009年 燃料電池の研究開発に従事。2010年〜2019年 東京ガス内各研究所所長、燃料電池事業推進部燃料電池開発Gマネージャー。2020年 基盤技術部長。2021年 水素・カーボンマネジメント技術戦略部長。現在に至る。
【国内外委員等】IGU(国際ガス連盟)のR&D&Innovation委員会 前委員長。水素エネルギー協会 副会長。エネルギー資源学会 理事。東京湾岸ゼロエミッション協議会 幹事。NEDO、科学技術振興協会、SIP(Strategic Innovation Program)の評価委員 等。
