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加速化するグリーンインフラへの企業投資〜認証制度・資金調達と国内外事例の最新動向を踏まえた企業の対応戦略〜
11月 5日(水)
SOMPOインスティチュート・プラス株式会社
公共政策調査部 主任研究員
宮本 万理子(みやもと まりこ) 氏
グリーンインフラ推進戦略2023では、企業投資を加速させるために、評価・認証制度や資金調達の枠組みが打ち出され、市場拡大への期待が高まっています。環境配慮と経済合理性を両立させる手段として注目が集まるグリーンインフラは、今後、社会インフラ事業や都市開発の現場において不可欠な要素となることが予測されます。
本講演では、まず「グリーンインフラとは何か」を整理したうえで、その経済効果をいかに「見える化」できるかを具体的に解説します。さらに、公園や道路施設などの国内事例に加え、海外における先進的な取組も紹介し、投資判断や事業企画に直結するヒントを提示します。
加えて、建築物や都市空間に関連する評価・認証制度の仕組みと取得方法を解説し、企業が制度を活用する際のポイントを明らかにします。資金調達については、PPP/PFIスキームやサステナブルファイナンスの最新動向を取り上げ、今後のプロジェクト推進にどう活かせるかを考察します。
市場が大きく拡大する中で、企業が「まず何から着手すべきか」を検討する場として、意見交換の機会としてもご活用いただければ幸いです。
1.グリーンインフラの全体像と最新動向
(1)注目される背景と市場拡大の見通し
(2)現状と推進に向けた課題
2.グリーンインフラの経済効果
(1)国内事例(公園、道路施設等)
(2)海外事例
3.評価・認証制度
(1)建築物に関わる制度
(2)敷地・都市空間に関わる制度
4.グリーンインフラの資金調達手法
(1)PPP/PFI
(2)サステナブルファイナンス
5.質疑応答/名刺交換
2012年東京大学大学院 新領域創成科学研究科 自然環境学専攻 博士課程を修了し、同年に東京大学大学院付 特任研究員(科学技術振興機構「気候変動に対応した新たな社会創出に向けた社会システムの改革」に従事)。2014年神戸芸術工科大学 デザイン学部 環境デザイン学科 助教、建設系コンサルタントを経て、2022年より現職。緑地環境計画の分野から国土交通政策、地方創生に従事。