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いよいよ本格稼働を迎えた
9月24日(水)
社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ 理事
よこすか地域包括ケア推進センター長
武藤 正樹(むとう まさき) 氏
骨太の方針2025年にスイッチOTCが取り上げられた。スイッチOTCとは医療用医薬品から一般用医薬品(OTC)に転用された医薬品で、医療用医薬品と有効成分・含量が同一の医薬品のことだ。現在、その成分数は93、厚労省はこれを2026年度末までに、49成分を承認し、185成分までに増加する目標を立てている。いよいよスイッチOTCの本格稼働の時代が始まる。
講演ではこのスイッチOTCの現状と、普及の課題を考える。その課題は生活習慣病薬のスイッチOTC化だ。降圧剤や高脂血症剤も今後、スイッチOTC化を行い、医師と薬剤師の共同薬物管理の対象とすべきと考える。新たなスイッチOTCの時代を考えていこう。
1.日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会OTC分科会について
2.スイッチOTCの承認過程を振り返る
3.規制改革推進会議とスイッチOTC改革
4.スイッチOTC推進の5つの提言
5.セルフケア・セルフメディケーション有識者委員会
6.質疑応答/名刺交換
1949年3月8日生まれ 神奈川県出身。1974年4月新潟大学医学部卒業、1978年4月新潟大学大学院医科研究科修了後、同年より国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中厚生省から1986年〜1988年までニューヨーク州立大学家庭医療学科に留学。1994年4月国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長。1995年4月国立長野病院副院長。2006年4月より国際医療福祉大学三田病院副院長・同大学大学院医療経営福祉専攻教授、2020年7月より社会福祉法人日本伝道協会衣笠グループ相談役、2023年7月より理事。
政府委員としては、医療計画見直し等検討会座長(厚労省2010年〜2011年)、中医協入院医療等の調査評価分科会会長(厚労省2012年〜2018年)、規制改革推進会議医療・介護ワーキンググループ専門委員(内閣府2019年〜2021年)、後発医薬品産業構造検討会座長(厚労省2023年〜2024年)、セルフケア・セルフメデイケーション推進に関する有識者検討会委員(厚労省2025年〜)。
【著書】『2025年へのカウントダウン〜地域医療構想と地域包括ケアはこうなる』(医学通信社2015年)、『ジェネリック医薬品の新たなロードマップ』(医学通信社2015年)、『医療と介護のクロスロード』(医学通信社2018年)、『医療介護の岩盤規制をぶっとばせ!: コロナ渦中の規制改革推進会議、2年間の記録』(篠原出版新社2021年)、『コロナで変わるかかりつけ医制度』(ぱる出版2022年)、『医療介護DX〜コロナデジタル敗戦からAIまで』(日本医学出版2023年)