会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【本人同意不要制度とPETsの実務がわかる】
〜リスクベースで攻めと守りを両立させる最新動向〜
10月 3日(金)
株式会社野村総合研究所
ICT・コンテンツ産業コンサルティング部
グループマネージャー
小林 慎太郎(こばやし しんたろう) 氏
AI開発を促進するために、個人情報保護法が根本から変わろうとしています。企業がリスクに応じて自主的に対処する、いわゆるリスクベースの制度へと変えていく考え方が個人情報保護委員会から示され、その目玉は、本人同意なしに AI 開発に個人情報を利用できるようにする制度の創設です。
本講義では、法改正の方針をもとに、新制度の法益を活かしてデータ活用を進めるためのポイントと、両輪として駆動させるべきプライバシーガバナンスの確立方法について、具体の取組やソリューションの事例を織り交ぜながら、丁寧に解説します。
1.個人情報保護法の改正動向
・既定路線の規制強化から、規制緩和への転換
・アメとムチの課徴金
・チェックリスト型からリスクベース型へ
2.本人同意なく個人情報を活用する方法の実際
・統計作成・AI開発に用いるケース
・本人の意思に反しないケース
・データスペースで、データを取引するケース
3.AIを安全に活用するためのPETs
・PETs(プライバシー強化技術)とは?
・法益をPETsで享受する
4.ガバナンスの効率化・高度化をAIで実現
・AIをプライバシーマネジメント支援システムに組み込む
・デジタルガバナンスへの展開
・ヒトとAIが協調するガバナンスの未来
5.質疑応答/名刺交換
野村総合研究所 ICT・コンテンツ産業コンサルティング部グループマネージャー。
専門はICT公共政策・経営。官公庁や情報・通信業界における調査・コンサルティングに主に従事。個人情報・プライバシー保護、著作物の二次利用促進など、情報流通が活発でありながら、みんなが安心して暮らせる社会にするための仕組みを探求している。主な著作として「プライバシーテックのすべて -入門から活用まで-」中央経済(2024年2月)共著、「プライバシーガバナンスの教科書」中央経済(2022年12月)共著ほか。
![]()