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2026年度診療報酬改定を見据えた〜生き残る病院、選ばれる病院になるために〜
10月22日(水)
メニースターズ 代表
星 多絵子(ほし たえこ) 氏
人口減少、診療報酬改定、医師の働き方改革、スタッフの賃上げなど、病院経営はかつてない難局を迎えています。本講演では、戦略的病院経営を「六カ条」に凝縮し、理念と戦略を両立させる経営のあり方を提示します。キーワードは「患者第一」「財務と人間力の両立」「政策を読み解く知恵」。2026年度診療報酬改定の予測を交え、制度の変化を戦略に盛り込み、地域で生き残る病院づくりを目指します。経営層はもちろん、医療現場のリーダーにも必聴の実践講義です。
1.「患者第一」と「医療の倫理」を経営の土台に
・戦略以前に問われる病院の存在意義
・病院が存続できるとその地域は
・現場と理念の一致がもたらす組織力
2.病院組織は「チーム医療」で強くなる
・部門連携と職種間の共創
・タテワリを防ぐ組織設計と人材育成
・「心理的安全性」は「医療安全」にも
3.財務と人間力:経営の両輪をいかに育むか
・財務指標から経営戦略を導く力
・数字だけでなく「現場の声」を可視化する
・数字の最終責任者は
4.「改善」と「革新」を止めない組織をつくる
・成功する病院の共通点=現場主導の改善文化
・「現状維持」は「後退」である
・DXと経営判断の再設計
5.医療政策を経営に活かす視点を持つ
・診療報酬改定の本質を読み解く
【2026年改定予測】
・高齢者救急にどう対応するか
・地域包括ケア加算の拡充とアウトカム評価重視
・外来・在宅シフトと急性期見直しの影響
6.病院は地域と共にある戦略組織へ
・地域医療構想・地域連携の中でのポジション取り
・病院は「地場産業」
・“地域から選ばれる”病院の条件
7.まとめ・質疑応答
中小企業診断士/日本薬科大学 非常勤講師。医療機関での受付・レセプト点検を行う。25歳で支店最年少マネジャーとなる。一般企業経理、社会福祉法人の内部監査人を経て医療・介護・福祉コンサルタントとなる。自治体病院・公的病院・医療法人といった経営形態を問わず、経営改革のアドバイスを行う。特に病院の経営改善、病床転換計画、人事制度構築に実績を持つ。独立後は経営支援・人材育成・講演・執筆活動を展開し、政策と現場をつなぐ戦略的視点を活用。経営改革で2000人を超えるインタビューを行い、理屈だけではなく「情」にもよる問題解決をしている。
【執筆】「ドラッカーの聴診器」(じほう 「Japan Medicine」平成22年10月〜12月連載)
共著:医療機関との融資取引に強くなる本(近代セールス社)