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【次世代インフラ戦略の在り方を問う】
〜ドコモビジネスの分散型構想と欧州のサステナ実装〜
7月23日(水)
NTTコミュニケーションズ株式会社
(7月1日より NTTドコモビジネス株式会社)
プラットフォームサービス部門
クラウド&ネットワークサービス部
第二サービス部門 部門長
松林 修(まつばやし おさむ) 氏
近年、企業の競争力向上の観点から生成AI等のAI導入が急速に普及し、学習用に機密性の高いデータを用いたAI環境構築等が進展。また今後は、全国の事業拠点において推論用AIの本格的導入が見込まれます。一方、AI向けインフラにおいて、都市部データセンター用電力の枯渇、建設コスト増大、電力(受電)導入の長期化などを背景に、ICT環境の分散化やネットワークの在り方などにも変化が生じています。電力枯渇やデジタル赤字、ワット・ビット構想実現や課題解決に向けて、実態や、解決すべき道筋は何か。「これからのインフラのあり方」を中心に解説します。
1.データセンター事業概況について
・市場の構造、電力使用の構造等について
・サーバー等システムの高性能化と今求められる冷却方式とは
2.AI時代を支えるこれからのネットワークとは
・IOWN APNとはなにか、今の実力値は
・クラウド化するネットワークが実現する世界
3.データセンターの分散について
・データセンターの分散を実現する手法、新たな技術
・ワットビット構想の実現やデジタル赤字解消の難易度はどこにあるか
4.AI時代を見据えたドコモビジネスのインフラ戦略について
・AI時代を見据えたインフラ戦略とは
・パートナリングについて
5.質疑応答/名刺交換
株式会社みずほ銀行
産業調査部 シニアアナリスト
足立 裕之(あだち ひろゆき) 氏
グローバルなデータセンター市場は、クラウドや生成AIの成長により引き続き成長が見込まれる。一方で、データセンターの拡大に向けては電力調達が大きな課題となっており、安定電源の確保や、省エネの推進に向けた液冷や量子コンピュータの様な新たなテクノロジーの活用が重要になる。これらの動向に加えて、サステナへの意識が高い欧州のデータセンター産業の動向やグローバルデータセンターソリューション企業の事例からの学び、そして中長期の方向性について本講演で紹介する。
1.グローバルデータセンター市場と生成AI市場の動向
2.データセンターの主要トピック(規制、AI、電力、技術)
3.2025年5月発刊レポート「欧州から学ぶデータセンター産業の方向性」からエッセンスのご紹介
4.シュナイダーの取組みとデータセンター事業者の方向性
5.中長期の方向性
6.質疑応答
※ロンドンから遠隔講演となります。
1993年4月より日本電信電話株式会社(現:NTT)に入社。黎明期のインターネットサービス(OCN)やIX(Internet eXchange)を立ち上げ。各種ネットワークサービスに関するSOプロビジョニングの自動化/受付センター運営等に従事。クラウド時代に向けたFIC(Flexible InterConnect)サービス等を展開。現在、国内と香港のデータセンター及びIOWN APN等の専用線サービスの責任者。NTTコムアジア(香港)及び NTT グローバルデータセンター株式会社の社外取締役。
2015年みずほ銀行大阪営業第一部に入行。2018年にみずほ証券の投資銀行部門に出向し、M&Aやファイナンス等に従事。2021年にみずほ銀行産業調査部TMTチームにて、ITのアナリスト活動に従事。2023年から産業調査部TMTチーム(ロンドン駐在)にてアナリストとしてデジタル全般を担当。