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【遠隔診療の拡充やPMHR等の現場での適用事例に見る導入ポイント】
〜アクセシビリティの考え方〜
8月 8日(金)
東京慈恵会医科大学
脳神経外科/先端医療情報技術研究部 准教授
高尾 洋之(たかお ひろゆき) 氏
日本では医療DXの推進が国の方針となりましたが、具体的な取り組みは端緒についたばかりで財政的手当の仕組みが整わず、現状は病院の自己負担での導入が求められています。導入するにあたっては、診療報酬以外での費用対効果を見込めるシステムを選択/構築することが求められます。
本講演では、パーソナルメディカルヘルスレコード(PMHR)の視点からの医療情報システム構築、遠隔診療の拡充、AI活用によるさまざまな領域の効率化による医療の質向上と医療従事者の働き方改革など、最新技術の適用例を詳しく紹介し、現場での導入ポイントを整理します。多様なユーザー視点に基づくアクセシビリティの考え方が、医療DXの成功に不可欠であることも示します。
1.医療DXとアクセシビリティ
2.パーソナルメディカルヘルスレコード(PMHR)
3.遠隔医療
4.AI
5.働き方改革
6.質疑応答/名刺交換
※本講演はAIを活用した事前収録映像にて実施いたします。
また講師は講義の後半に会場へ来場予定です。
2001年から東京慈恵会医科大学の脳神経外科で医師として従事(脳卒中治療が専門)。1秒でも早い治療開始の実現を目指し、デジタル技術の活用もテーマにとして研究、学内に先端医療情報技術研究部を設立し日本初の保険適用アプリとなった「Join」の開発にかかわる。研究さなかの2018年に重症のギラン・バレー症候群により四肢麻痺となり、アクセシビリティによる支援に出会う。倒れる前には気づかなかった、コミュニケーションが取りづらい状況にある方々の現状を自らの立場で体験、アクセシビリティ普及の必要性を痛感する。社会復帰後、「アクセシビリティ・サポート・センター(ASC)」を立ち上げ、医師であるとともに患者、障がい者ともなった知識と経験も生かしながらその普及にも尽力している。