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【コンテンツ力とAIが鍵を握る】
〜信頼と競争の均衡が揺らぐ時代に、視聴体験・生成AI・IP戦略をどう組み立て直すか〜
8月 7日(木)
(株)野村総合研究所
ICT・コンテンツ産業コンサルティング部
プリンシパル
山口 毅(やまぐち たけし) 氏
放送メディアを取り巻く環境はますます厳しい状況になっている。放送メディアが担ってきた多くの役割をインターネットメディアでも提供できるようになってきており、さらには、放送メディアが培ってきた「信頼」を揺るがすような出来事も起きている。このような状況の中、多くの企業が、コンテンツIPの獲得と海外を含むコンテンツの出し口の拡大を戦略の中心に据えるとともに、新たなビジネスへの取り組みを加速させている。一方で、生活者は、プラットフォームや端末を自由に選択し、自分のスタイルで自由にコンテンツにアクセスするようになった。テレビ(受像機)も、その端末のひとつになり、海外で起きていることと同様のことが日本でも起きると考えられる。
本講演では市場やステークホルダーの動向、生活者動向、変化が進む米国等の海外動向を踏まえ、市場の将来見通しを考察する。
1.放送・動画配信サービス市場の動向(地上波、多チャンネル・動画配信等)
2.生活者のメディア接触動向
3.放送・動画配信サービスを取り巻く環境の変化
4.激動の時代における放送・動画配信サービスの見通し
5.質疑応答/名刺交換
東京科学大学
リベラルアーツ研究教育院
人文社会情報学分野 特任教授
辻 泰明(つじ やすあき) 氏
放送と動画配信の連携において成果をあげているサービスの特徴はどのようなものか。生成AIの進化と普及は映像メディア産業にどのような変革をもたらすのか。そして、激変のもとで求められる展開戦略とはどのようなものか。放送と動画配信の最新状勢を具体例に即して分析し、今後の動向を展望する。
1.2025年の現況=放送と動画配信の最新動向
2.生成AIがもたらす映像メディアの変革
3.新たな局面における展開戦略のあり方
4.今後の展望=映像コミュニケーションの近未来
5.質疑応答/名刺交換
放送・メディア業界、通信業界における事業戦略・サービス戦略立案、マーケティング戦略立案などの調査・コンサルティング業務に従事。近年は放送・コンテンツ分野を中心に活動している。CMA。主な共著書に、『ITナビゲーター(2005〜2025)』、『提言!地域産業再構築』等。
東京大学文学部卒。博士(情報学)。日本放送協会ドラマ部、スペシャル番組部、教養番組部などでディレクター、プロデューサーとして番組制作に従事。主な担当番組は、『NHK スペシャル映像の世紀』、『ドキュメンタリードラマ 宮沢賢治・銀河の旅びと』、『その時歴史が動いた』など。編成局に異動後、放送・通信連携サービス、モバイルコンテンツ開発、オンデマンド配信業務などを担当。 2015年より筑波大学教授。2023年より東京医科歯科大学特任教授。2024年より現職。著書に、『映像メディア論』、『昭和期放送メディア論』、『インターネット動画メディア論』、『映像アーカイブ論』、『平成期放送メディア論』ほかがある。