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NTTドコモ「住信SBIネット銀行」買収で反転攻勢へ
〜激化するBaaS、金融サービスの覇権争い〜
7月 8日(火)
株式会社マリブジャパン 代表取締役
事業構想大学院大学 特任教授
高橋 克英(たかはし かつひで) 氏
NTTドコモが住信SBIネット銀行を買収し、念願だった自前の銀行を持つことになる。先行するソフトバンクのPayPayやKDDIのauブランドに対抗し、ドコモ経済圏の拡大に向けた反転攻勢が始まった。三井住友「Olive」はPayPayと連携し、みずほは楽天との協働を進めるなか、三菱UFJは「エムネット」やデジタル銀行の設立を掲げている。
NISAの拡大により資産運用が注目されるなか、NTTドコモを中心に、大手キャリア4社と3メガバンクを中心としたデジタル個人金融やポイント経済圏の最新動向を解説したい。
1.NTTドコモによる「住信SBIネット銀行」買収の影響
(1)「住信SBIネット銀行」買収で反転攻勢
(2)NISA・預金・住宅ローンでトップクラスに
(3)シニア・富裕層ビジネスへの展開
(4)どうなるポイント経済圏
(5)BaaSの展開と「ネオバンク」との連携
(6)ドコモの切り札となる格付けとドコモショップ
2.NTTドコモに対抗できるのは、メガキャリアか3メガバンクか
(1)対抗するソフトバンクとKDDI
(2)三井住友「Olive」とPayPayの連携
(3)「みずほ楽天連合」の進展
(4)三菱UFJがデジタルバンクを新設
(5)JR東日本や高島屋のネオバンク強化
(6)鍵を握るのはエンタメ感や遊び心
3.質疑応答
三菱銀行、シティグループ証券、シティバンク等にて四半世紀、主に銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍。2013年金融コンサルティング会社マリブジャパンを設立。専門誌への寄稿、単行本の執筆、各種講演・メディア出演など広範に活動中。世界60か国以上を訪問。映画「スターウォーズ」の著名コレクターでもある。1993年慶應義塾大学経済学部卒。2000年青山学院大学大学院 国際政治経済学研究科経済学修士課程修了。日本金融学会員。著書に『銀行ゼロ時代』(2019年)、『人生100年時代の銀行シニアビジネス事例』(2020年)、『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』(2020年)、『地銀消滅』(2021年)など多数。