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【VUCAからBANIへ、時代は次のステージへ】
〜AI時代を勝ち抜くための戦略思考と実践的フレームワーク〜
6月16日(月)
株式会社アイ・ティ・アール
取締役/
リサーチ統括ディレクター/
プリンシパル・アナリスト
金谷 敏尊(かなや としたか) 氏
生成AIをはじめとする先端技術の台頭と急速な進化により、企業はこれまでになく変化の激しい不確実な経営環境に直面している。このようなテクノロジ変遷期においては、外部トレンドを的確に捉え、持続的に企業価値を向上させるため「戦略」の重要性が一層高まっている。こうしたなか持続可能な成長を実現するために、企業はどのように戦略を構想し、実行に移していくべきだろうか。
本セッションでは、実践的かつ体系的な視点から、AI時代に求められる企業戦略の策定のあり方について提言する。
1.経営環境の変化:VUCAからBANIへ
2000年代は従来型の管理、戦略、手法が機能しない「不確実性」が支配するVUCAの時代であった。しかし、すでにVUCAは終焉し、
時代は新たなステージに突入している。 これからの企業経営は、予想を超えた変化に向けてどのように立ち向かうかが重要課題となる。
2.企業の存続に関わる生成AI
生成AIの台頭と急速な変化は、単なる市場環境の変化に留まらず、企業経営そのものに大きな影響を及ぼすことが予想される。
大手企業のエグゼクティブの23%は、生成AIの経営インパクトを「ビジネスの存続に関わる」と評価している。生成AIは、単なる
業務効率化ツールではなく、 ビジネスモデル変革の触媒でもあることを理解しなければならない。
3.戦略策定へ向けた体制整備
これからの時代は、AIをはじめとするデジタル技術が企業競争力の源泉として大きな役割を果たすこととなる。さまざまな企業戦略の
なかで、AIネイティブであることが求められる。そして、さまざまな手段により優れた戦略人材を確保することが、勝ち抜く企業戦略を
描くための前提となる。
4.鍵となる"マーケットインテリジェンス"
環境変化の兆しを的確に捉え、先んじて打ち手を構想するためには、“マーケットインテリジェンス”が不可欠である。これには、単なる
情報収集ではなく、適切なリサーチドメインに基づいて収集したデータを洞察に変えるための仕組みとともに、適切なレポーティング
体制を構築する必要がある。
5.戦略策定の実践的な方法論
企業には、中長期経営計画やDX戦略などさまざまな領域に戦略策定があるが、それぞれの目的に応じた方法論やステップが必要で
ある。ここでは、 幾つかの想定ケースにおける戦略施策の立案のステップを各種の理論や分析フレームワークを交えて解説する。
6.戦略シフトの実現に向けて
必要に応じた戦略シフトを可能とする仕組みとはどのようなものか。そのためにマーケットインテリジェンスチームや経営企画部に
求められる役割とは何か。全社的かつ大規模なチェンジマネジメントの進め方はどうあるべきか。最後に戦略シフトの実現に向けた
企業能力のあり方を考察する。
7.質疑応答/名刺交換
ビジネスとテクノロジの融合を主要な研究テーマとし、事業の創出と収益化、テクノロジの活用と成果に関わる提言を行う。テクノロジー導入の上流プロセスを得意とし、大手企業の戦略立案、方針化、稟議に関わる多数のプロジェクトを遂行すると同時に、技術プロバイダのビジネス開発、市場性分析、技術戦略に関わるアドバイスを提供する。ExeJapan Business School Professor(英国PGDコース ジャパンプログラム教授)。JDLA General、IoTエキスパート。英国国立Anglia Ruskin University MBA。