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自動車ボディ部品製造の展望と
6月16日(月)
株式会社みずほ銀行 産業調査部 自動車・機械チーム アナリスト
松浦 佳(まつうら けい) 氏
自動車の電動化に伴い、ソフトウェア開発等の重要性が増しているため、自動車ボディ部品に求められる付加価値は相対的に低下している。競争力の軸がコスト低減へと変化する中、ギガキャストを用いたボディ部品の一体成型技術が注目されており、新興EVメーカーを中心に採用が広がっている。
本講演では、完成車メーカーとサプライヤーが取り組む一体成型技術のメリット・デメリットを比較し、今後の製造方向性を考察する。
1.グローバルにおける電動化動向
2.自動車ボディ部品の一体成型動向と適用可能性検証
3.今後の自動車ボディ部品製造の方向性
4.質疑応答/名刺交換
リョービ株式会社 ダイカスト企画開発本部
研究開発部 部長
新田 真(にった しん) 氏
自動車の電動化が進む中、ダイカスト製品の適用内容も変化している。
従来は、エンジンブロックや変速器などのケース・カバー類が主な使用用途であったが、材料・金型・鋳造の技術の向上により、ボディシャシーへの適用も可能となり、その採用が増えてきている。
その中で、複数の部品を集約させた大型一体ダイカスト(ギガキャスト)は、中国を中心にその採用が進んでいる。その技術動向や製品の特長、当社におけるギガキャスト機導入の取り組みを紹介する。
1.ダイカストの活用(活用ポイントと環境性能)
2.市場動向(電動化によるニーズ変化)
3.ギガキャスト(市場および技術動向)
4.他社品の調査(リペアビリティ、金型構造)
5.リョービの取り組み(試作機導入と要素技術)
6.質疑応答/名刺交換
2017年4月、みずほ銀行入行。国内支店にて法人向け営業に従事。2022年4月より産業調査部に所属。自動車・機械チームにて自動車業界を担当し、主に完成車メーカーや部品サプライヤーの事業戦略ディスカッション/提案業務に従事。
1992年 日本大学大学院卒業、リョービ株式会社に入社。研究部に配属され、1999年 V6クローズドデッキタイプのシリンダーブロックを開発、2011年より中国に赴任し新工場の立ち上げに従事。2020年より研究開発部長を担当し、現在に至る。