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技術戦略は企業戦略エンジン〜技術ロードマップの再生を含めて〜
4月18日(金) 終了済
株式会社日本能率協会コンサルティング
シニア・コンサルタント
木村 壽男(きむら ひさお) 氏
【修得知識】
1.技術戦略の定義・位置づけ
2.今求められる技術戦略の基本コンセプト
3.技術ロードマップを含む技術戦略の詳細な策定プロセス
【プログラム】
1.「技術戦略」を取り巻く経営環境の変化
・「科学技術立国」の道が遠のいている
・科学技術力を支える日本の経済的地位の低下
・“イノベーションのジレンマ”状態
2.技術を核に企業成長・事業成長を実現している企業の存在
・日立製作所(LUMADA)、ソニーグループ
・中外製薬、第一三共(ADC)
・富士フイルム(ヘルスケア)、東レ(炭素繊維)、本田技研工業(HondaJet)
3.今求められる技術戦略とは
・技術戦略とは
・なぜ、技術戦略がこれまで機能してこなかったのか
・今 求められる技術戦略のコンセプト(意義・役割、重要ポイント)
・技術戦略策定の基本プロセスー事業と技術の「二軸同時革新」
4.技術戦略の羅針盤となる事業ビジョン構想
・10年先を見据えた事業成長ビジョン構想
・「現・拡・新」バランス
・「有機的成長」と「M&A成長」
5.技術戦略の礎となる未来志向の技術の棚卸しと評価
・未来に向けた有望新技術の抽出
・既存技術の棚卸しと体系化
・技術の評価(基盤度、競争優位性、成長性)
・技術ポートフォリオの作成による戦略技術(未来コア技術他)の設定
6.技術戦略の価値を高める、技術を核とした新製品・新事業テーマ創造
・“0から1”を組織的に生み出すテーマ創造プロセスづくり
・CF(カスタマー・フォーカス)を機軸とした事業化構想・企画プロセスづくり
7.技術戦略の具体化〜技術ロードマップ再生とテクノロジープラットフォーム
・技術ロードマップの現在の問題と改善・改革方向
・新製品・新事業展開シナリオを描く
・同シナリオ実現に不可欠となる技術を抽出と期待水準を明確化(技術の仮想カタログ)
・テクノロジープラットフォーム構想 等
8.戦略検討体制の事例
9.質疑応答/名刺交換
京都大学農学部食品工学科を卒業した後、企業の研究所における研究開発活動を経て、現在は(株)日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント。「技術を核とした経営革新」をメインテーマとし、企業戦略、技術戦略、研究開発・新製品開発マネジメント分野でのコンサルティング、研修、講演を行っている。
・2004〜2013年 京都大学 産官学連携フェロー
・2010〜2015年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師(研究開発特論)
・2013年 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学修士
代表図書に「研究開発を変える」(同友館、2020年)がある。