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自動車リサイクルの現在地と今後の展望
9月19日(木)
株式会社野村総合研究所
システムコンサルティング事業本部
社会ITコンサルティング部
グループマネージャー
村川 友章(むらかわ ともあき) 氏
株式会社野村総合研究所
システムコンサルティング事業本部
社会ITコンサルティング部
シニアアソシエイト
稲辺 拓也(いなべ たくや) 氏
日本は年間約300万台(2022年時点)の使用済み自動車(ELV)を排出しており、国内リサイクル率は96%という世界トップクラスの水準にあります。しかし、自動車の電動化や環境保護意識の高まりを背景に、自動車リサイクルのさらなる高度化が求められています。
今回は、日本の自動車リサイクルの現状と課題について解説し、さらには欧州の先進的な取り組みを参考にしつつ、将来の展望を探ります。
1.日本における自動車リサイクルの仕組み
・自動車リサイクル法の施行の背景と概要
・自動車リサイクルシステムを用いた高水準なリサイクルプロセスの管理
2.変わりゆく日本の自動車リサイクル
・電気自動車の普及や素材リサイクルへの注目によるリサイクル対象品目の移り変わり
・社会の変化に対応した自動車リサイクルシステムの取り組み
3.自動車リサイクルにおける欧州の動向
・EU加盟国全体の適用法令である「欧州バッテリー規則」や「ELV規則」の概要
・製品ライフサイクル全体のトレーサビリティを確保する「デジタル製品パスポート(DPP)」の導入
4.日本の自動車リサイクルの今後の展望
・動脈側(生産フェーズ)と静脈側(廃車フェーズ)のデータ連携の重要性
・サーキュラー・エコノミーの実現に向けた自動車リサイクルの将来展望
5.質疑応答/名刺交換
大手外資系ベンダを経て、2014年にNRIへ入社。
大規模システムの構想〜開発、DX推進、IT組織改革などのITコンサルティング業務に従事。
中央官庁をはじめ、自動車リサイクル、道路、鉄道などの社会インフラ領域の業務経験を多く有する。
ITベンダにて鉄道会社向けの大規模システム開発を経て、2022年にNRIへ入社。
公益団体や電力会社のシステム調達支援およびプロジェクトマネジメント支援業務に従事。