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米国のプラスチック産業の最新動向
-NPE2024ショーにおける重要トレンドと注目技術
-大統領令Bold Goalsの衝撃的内容とバイオプラの日本への波及予測
7月12日(金) 終了済
小松技術士事務所 所長 ものづくり名人
小松 道男(こまつ みちお) 氏
小松技術士事務所 副所長 技術士(機械部門)
小松 勝男(こまつ かつお) 氏
本年5月、米国フロリダ州オーランドにて北米最大規模のプラスチック展示会NPE2024が6年ぶりに開催されました。世界各国から選りすぐられた企業が発表した最新のバイオプラスチック素材、プラスチック成形技術や金型技術、EV・バッテリー関連技術等、米国のプラスチック産業の最新動向を解説します。
昨年3月に発表された大統領令「BOLD GOALS FOR U.S. BIOTECHNOLOGY AND BIOMANUFACTURING」では20年以内にバイオプラスチックの使用率を現在の1%から90%へシフトさせる大変革の方針が発令されました。それを実現するために米国の実業界や政府機関が描く新社会実現への道筋について、入念な現地調査を行い、その内容を解説いたします。これまでは欧州主導でバイオプラスチックの推進が図られてきましたが、日本への波及は、軽微で推移しました。しかし、米国が本腰を入れて動き出すとわが国への影響は計り知れないものとなるのは自明です。機微を見落とさずに感知し、変革に速やかに備える示唆を試みます。また、AIの活用についても解説を行い、日本よりも先取的なイノベーションに挑戦している事例についても紹介致します。
講師が直接海外へ出向き、肌で感じなければわからない「活きた情報」を現地エピソードを交えながら、動画、画像を多数上映し、解説させて頂きます。
1.NPE2024オーバービュー 〜米国のプラスチック産業の現状
2.大統領令「BOLD GOALS FOR U.S. BIOTECHNOLOGY AND BIOMANUFACTURING」
3.バイオプラスチック・マーケットリサーチレポートについて
4.サステナブル・ハブにおけるユニークな出展
5.PLA、PHAの動向(Natureworks,TotalEnergies Corbion,LG Chemical他)
6.バイオプラスチックコンパウンド技術の進展
7.コンポスタブル性評価試験の多様化
8.バイオプラスチック用ホットランナー、バルブゲート技術
9.射出成形機のトレンド(電動化、大型化、型内組立、マイクロ成形等)
10.AIの射出成形分野への適用
11.質疑応答/名刺交換
アルプス電気を経て、平成5年に小松技術士事務所を設立。技術士(機械部門)。プラスチック射出成形金型の開発、射出成形システムの研究、ポリ乳酸(PLA)射出成形ビジネスの事業化、超臨界微細発泡射出成形技術(MuCell)の研究、バイオプラスチック応用技術開発等を展開中。欧米のプラスチック技術、金型技術に精通している。日本、米国、ドイツ、フランス、英国、オランダ、スイス、カナダ、中華人民共和国、韓国、ブラジルで特許権(特許発明総数305個)、意匠権3件、商標権1件を保有。著書に『バイオプラの教科書』〔日経BP、Amazon売れ筋ランキング第1位(資源・エネルギー部門)〕『金型の教科書』〔日経BP、小松勝男氏と共著、本年7月上梓予定〕、『事例でわかるプラスチック金型設計の進め方』(日刊工業新聞社)、『プラスチック射出成形金型設計マニュアル』(日刊工業新聞社)、『はじめての金型技術』(共著、工業調査会)、『プラスチック射出成形金型』(共著、日経BP)、『金型が一番わかる』(共著、型技術協会編)、『インジェクション金型の設計2』(CD-R、NTTデータエンジニアリングシステムズ)など多数。
平成3年技術士第二次試験史上最年少合格(当時27歳)。主な受賞は、社団法人日本機械学会畠山賞、公益財団法人中部科学技術センター振興賞、一般社団法人日本合成樹脂技術協会特別会員、LAUNCH:BEYOND WASTE Forum, Innovator of Innovators(NASAジェット推進研究所にて、米国ベンチャー企業Co-Founderとして)、公益社団法人日本技術士会フェロー認定、平成29年度文部科学大臣表彰科学技術賞(技術部門)受賞、第7回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞・ものづくり名人の称号を安倍首相より授与される。一般社団法人型技術協会第30回(令和2年度)技術賞受賞。第1回(令和2年度)気候変動アクション大賞受賞(環境大臣表彰)。第10回世界水族館会議「Pollution of the Water Planet」基調講演。平成31年政府広報誌We Are Tomodachi、令和2年政府広報誌Highlighting JAPANインタビュー記事掲載(内閣府大臣官房政府広報室)。令和2年首相官邸公式YouTube日本の海洋プラスチックごみ削減取組み事例に出演(再生回数106万回)、欧米でTVCM放送。一般社団法人型技術協会会員、一般社団法人プラスチック成形加工学会正会員、SPE(Society of Plastics Engineers、USA)正会員。福島高専非常勤講師、元仏Rhone-Alpes州クラスター親善大使。K2013国際ゴム・プラスチック専門見本市 Japan Technology Forum(ドイツ)にて基調講演、PLASTIPOLIS FORUM 2014(フランス)ではInternational sectionにて講演。その他、テレビ・ラジオ番組、メディアへの出演多数。全米プラスチックエキスポNPE2024(2024年5月フロリダ開催)調査渡航。
東証プライム企業でプラスチック射出成形金型の設計製作、生産技術の開発を経て、令和6年に小松技術士事務所副所長に就任。技術士(機械部門)。プラスチック射出成形金型の開発、射出成形システムの研究、ポリ乳酸(PLA)射出成形ビジネスの事業化、超精密微細加工技術の研究、AI応用技術の開発、金型や機械工学の若手エンジニア教育を展開中。欧米のプラスチック技術、金型技術に詳しい。米国、ドイツ、フランス、ポルトガル、オーストラリア、タイ、フィリピン、ベトナム、中華人民共和国で国際学会発表、技術指導、市場調査に従事。著書に『金型の教科書』〔日経BP、小松道男氏と共著、本年7月上梓予定〕、『プラスチック射出成形金型 設計の基礎』(月刊「型技術」2024年6月号より24回連載、日刊工業新聞社)。令和5年技術士第二次試験合格(28歳)。東京工業大学工学院卒業、修士(工学)。接着・接合技術、炭素繊維応用技術にも明るい。全米プラスチックエキスポK2016、K2019、NPE2024へ調査渡航。