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トヨタが狙うマルチパスウェイの先〜今後のトヨタビジネスを推察する〜
7月 4日(木)
株式会社Tech-T 代表取締役/埼玉工業大学 客員教授
(元トヨタ自動車/Samsung SDI) 博士(工学)
高原 忠良(たかはら ただよし) 氏
トヨタの決算は営業収益43兆円超え、円安の影響があったとはいえ営業利益は驚異の5兆円に迫るものです。世界販売台数も、トヨタ単独で1000万台超えと一人勝ちです。TESLAの勢いが陰り、世界的にも電気自動車への流れの鈍化が見え、ハイブリッド車の割合が急拡大しており、各種SNSや一部報道では「やはりトヨタが正しかった」などの論調が目立ちます。マルチパスウェイを掲げるトヨタとしてどのような戦略を取るのかに注目が集まっています。
昨年、6月中旬の株主総会前後にトヨタから各種アナウンスされ、今年も同様と想定されます。トヨタからのアナウンスを、その背景も含めて分析することで、トヨタのこれからが見えてきます。決算状況とともにそれらの発信情報を分析します。また、日本国内にはあまり伝わっていないHyundai Motor Groupや韓国水素エネルギー政策との比較分析も、トヨタの動向を客観的に理解する上で重要であり、この点も合わせて解説します。
トヨタはマルチパスウェイのさらに先の世界を狙っています。マルチパスウェイを独自視点で解説の後、トヨタの広がりのある未来ターゲットを推察してみます。さらに先の世界とは・・・ぜひセミナーにご参加ください。トヨタ出身で、その後サムスン等のグローバル企業勤務経験があり、現在も現地現物コンサルタントとして新エネルギー車を中心に試乗や現地調査を継続しモビリティの最新動向を調査分析している講師による、オリジナル最新セミナーです。
1.新エネルギー車の販売トレンド
(1)2022年2023年の経時変化 (2)主要地域ごとの新エネルギー販売状況
(3)水素燃料自動車の未来は? 電動車・エンジン車共通のエネルギー課題
2.トヨタ成功の歴史を振り返る
(1)ハイブリッド車 プリウス (2)グローバル各拠点開発 東南アジアIMVと北米PMV・SUVの大成功
(3)TGNAの功罪 (4)Hyundaiの戦略を参考する
3.OEMと政府政策
(1)日韓政府の水素戦略 (2)中国政府の新エネルギー施策
4.最新のトヨタ自動車の動向
(1)決算報告、株主総会から (2)全固体電池、ギガキャスト、自走式新組立方法
(3)燃料電池と水素エンジン (4)日野、織機、ダイハツの認証取り消し
5.マルチパスウェイの具体化と想定される次世代ビジネス?
(1)拠点分散同時開発とトヨタ式大部屋体制 (2)ハードからソフトへ
(3)カーボンニュートラル (4)Society5.0
6.まとめ
7.質疑応答
8.会場受講限定 セミナー終了後に講師との詳細な意見交換会
※最新動向により内容の一部を変更する場合があります。
トヨタ自動車においては、バンパやインパネ、ガソリンタンクなどのプラスチック材料や成形加工の開発と量産化、さらにその評価のためのデジタル技術の構築と実務展開に従事しました。その後、韓国サムスン系の第一毛織(現ロッテ先端素材)では、エンジンプラスチックの自動車用途開発を担当し、日本・中国・タイの自動車メーカと協業しました。2020年からは、株式会社Tech-Tにて今後の車載プラスチック動向の調査分析と情報発信に取り組んでいます。特に近年は各種EV・FCVの試乗評価。中韓の現地調査などを元にオリジナルの視点でコメントを発信しています。プラスチック成形加工学会、自動車技術会 会員。
新日本無線株式会社(現社名:日清紡マイクロデバイス) 高融点金属・セラミックの研究。トヨタ自動車 樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE開発。Samsung SDI(韓国本社) エンプラ研究所。大手自動車メーカ 研究所 次世代車要素技術開発。2017〜現職 埼玉工業大学 客員教授。・2020〜現職 株式会社Tech-T(ビジネスブランド名:技術オフィスTech-T)設立。