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【「炭素会計」時代の到来】
〜「炭素」の観点で捉える経営・事業戦略〜
8月 7日(水) 終了済
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
サステナビリティコンサルティング第2部
環境ビジネス戦略チーム コンサルタント
吉國 利啓(よしくに かつひろ) 氏
近年、「炭素会計」が注目を浴びている。企業活動に伴う温室効果ガス排出量を算定・開示する「炭素会計」は、企業の経営状況を示す財務会計と並ぶ新たな勘定手法であり、投資家の投資先選定や企業の取引判断にも活用され始めている。
そこで本講演では、「炭素会計」の基礎としてスコープ1・2・3の概要を解説しつつ、経営・事業戦略を考える立場から「炭素会計」をどう使うか、について解説する。投資・買収、資金調達などあらゆる場面で炭素会計の視点が求められつつある今、脱炭素社会を見据えて適切に戦略を立案するために、「炭素会計」の基礎を習得いただきたい。
1.「炭素会計」の時代が来た
(1)炭素会計とは
(2)迫る法定開示
(3)炭素会計を使うのは誰か
2.企業事例に見る、炭素会計の使い方
(1)炭素で見る、トヨタとテスラの違い
(2)炭素で見る、アップルの戦略
3.企業に求められる対応
(1)算定と、算定方法の高度化
(2)削減戦略(移行計画)を考える
4.質疑応答/名刺交換
2019年にみずほ銀行に入行し、コーポレートファイナンスに従事。2021年にみずほリサーチ&テクノロジーズに転籍。以来、TCFD、ISSBおよびSSBJなどの気候関連開示支援を中心に、企業の移行計画策定や再生可能エネルギー電力の調達戦略の検討、インターナルカーボンプライシング制度の導入など、脱炭素分野を幅広く支援。中小企業診断士の資格も有し、脱炭素戦略に係る投資額・コスト等の検討にも注力。