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【海外との比較から見える、日本市場の成長戦略】
〜サービス形態が多様化する中での国際展開に向けたアプローチとは〜
1月29日(月) 終了済
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
通信・メディア・エンターテイメントユニット
執行役員
清水 武(しみず たけし) 氏
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
通信・メディア・エンターテイメントユニット
マネージャー
松藤 充比古(まつふじ あつひこ) 氏
世界における動画配信市場を見ると、NetflixなどのSVODに始まり、広告型(AVOD)、FASTサービスなど、形態や利用動向は多様化しており、「国」としてのコンテンツ力をけん引する市場に成長しているケースも見られる。
一方、日本においては、「[TVer] 累計アプリダウンロード数5,000万突破!」、「「FIFA ワールドカップ カタール 2022」ABEMAの週間視聴者数が開局史上最高3,000万を記録」など、動画配信サービスに関連するニュースを多く目にする機会が多くなったものの、諸外国と比して、その普及や市場の成熟という観点では、まだまだ道半ばな状態である。
本講義では、諸外国における動画配信市場の動向と日本市場の比較等から、動画配信市場の動向を把握するとともに、今後の日本の動画配信市場の成長、放送をはじめとした日本の“コンテンツ力”向上のため、どのような戦略が求められるのか、諸外国事例も参考に考察する。
1.日本における動画配信市場の動向
(1)定点調査結果から見る動画配信サービスの利用実態
(2)日本における動画配信サービスの特徴、形態多様化
(3)中心となる放送事業者の変革必要性と動画配信市場の可能性
2.諸外国における動画配信市場の最新トレンド
(1)コンテンツを起点としたVODサービスの差別化・解約(Churn)抑止
・放送局コンテンツの有効活用・動画配信サービスの高度化(副次を超えた本格的サービス運用)
・サービスのバンドル・合併による差別化 等
(2)広告型サービス(AVOD、FAST)などの台頭
(3)プラットフォームを通した国際展開戦略(Local to Global)
3.日本の動画配信市場成長に必要な戦略
(1)差別化につながる、コンテンツ力のバリューチェーン全体での強化
・IPコンテンツでの顧客集客・リテンション
・コンテンツ調達戦略の工夫(バルクでのコンテンツ取引など)
・アーカイブコンテンツの有効活用 等
(2)国内だけでなく、海外への日本“産”コンテンツ発信の視点
・日本におけるLocal to Global戦略(地域によって展開戦略を工夫)
・完成品だけでなく、フォーマットを活用した国際展開
(3)コンテンツや消費者の保護
・IP保護・不正流通防止に向けた論点(コンテンツIDなどの取り組み)
・情報空間内での消費者の保護
4.まとめ
5.質疑応答/名刺交換
メディア事業者を中心に、事業戦略策定、業務改革、デジタル戦略の分野を中心に約15年のコンサルティング経験を有する。海外メディア市場・法規制・視聴者動向等の多数の現地調査、放送局のグループ経営改革プランの検討、民放キー局の会計システムの計画、地デジ放送立上げの工程表策定と実行支援、といった多数のメディア事業者向けプロジェクトを推進してきている。
メディア事業者を中心に、事業戦略策定、業務改革、デジタル戦略の分野を中心に約15年のコンサルティング経験を有する。海外メディア市場・法規制・視聴者動向等の多数の現地調査、放送局のグループ経営改革プランの検討、民放キー局の会計システムの計画、地デジ放送立上げの工程表策定と実行支援、といった多数のメディア事業者向けプロジェクトを推進してきている。