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ワイヤレス給電に関する最新動向〜国内外の研究開発動向と事業展望〜
9月 1日(金) 終了済
株式会社野村総合研究所
DX基盤事業本部 IT基盤技術戦略室
エキスパートリサーチャー
権藤 亜希子(ごんどう あきこ) 氏
ワイヤレス給電はケーブルレスでバッテリー交換不要な電力供給技術です。
スマートフォンへ充電用途のほか、EVや数メートル離れたIoT機器への給電でも実用化が始まっています。電池やバッテリー交換の手間など、従来当たり前のものとされていた電子機器の制約から解放されるため、これまでにない新しい商品・サービスの開発が期待されています。
本セッションでは、ワイヤレス給電の技術動向の全体像や、国内外の先進事例、規制緩和の状況を紹介します。
1.ワイヤレス給電とは何か
2.ワイヤレス給電を取り巻く法規制、研究開発動向、企業の参入動向
3.企業による活用事例
4.今後の課題と展望
5.質疑応答/名刺交換
パナソニックホールディングス株式会社
マニュファクチャリングイノベーション本部
(兼 事業開発室)
主幹
谷 博之(たに ひろゆき) 氏
パナソニックは、920MHz帯のマイクロ波を用いた空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの研究開発に取り組んでいます。
今回、IoTセンサーなどの小電力デバイス向けの電力伝送システムを開発し、2022年の電波法に関する省令改正に準拠したシステムとして、各地で無線局の免許を取得し、運用試験に取り組んでおります。
本セッションでは、システムの概要、無線局の申請状況、実証試験の状況、将来の展望についてご紹介します。
1.920MHz帯空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムについて
2.小電力給電システムの概要
3.無線局の申請状況、実証試験の状況
4.[次世代]分散協調型給電システム
5.将来の展望について
6.質疑応答/名刺交換
国内大手SIerでのコールセンター向けAIの商品開発などを経て2020年野村総合研究所入社。現在はDX基盤事業本部エキスパートリサーチャーとして先端技術動向の調査、R&D戦略検討に従事。専門は先端ITの動向調査・将来予測。ジェロンテック(高齢者支援)、サステナブルテック(ESGリスク管理、レポーティング)など社会的ニーズ・課題に対する技術活用動向、将来予測など。著書に「ITロードマップ」2021年版、2022年版、2023年版(共著)。
2003年大阪大大学基礎工学研究科卒業。同年パナソニック株式会社入社。入社以来、商品近傍の電磁界分布を可視化する近傍電磁界測定装置、テレビや携帯電話のEMC対策技術、電磁界解析技術の開発など、高周波技術を用いた装置、システムの開発に従事。現在は、パナソニックホールディングス株式会社 技術部門にて、空間伝送型ワイヤレス電力伝送技術の研究開発と事業化に取り組んでいる。