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【自動車・電池各メーカーが開発競争を繰り広げる】
〜材料開発の主要技術動向と今後の展望〜
3月 2日(木) 終了済
大阪公立大学 大学院工学研究科 准教授
作田 敦(さくだ あつし) 氏
全固体電池は、全ての部材が固体で構成される電池である。従来のリチウムイオン電池は、有機溶媒にリチウム塩を溶解することで得られる電解液を用いているが、全固体電池においては固体のイオン伝導体を用いる。高い安全性だけではなく、高エネルギー密度、高出力密度を兼ね備えた次世代蓄電池として期待されている。
本講演では、全固体電池の中でも10年程度で数兆円規模の大きな市場形成が期待されている硫化物系固体電解質を用いた全固体電池に重心を置き、全固体電池およびその材料開発の主要技術や動向について概説する。
1.全固体電池の基礎
2.全固体電池の材料研究
3.全固体電池の開発動向
4.質疑応答
2008年〜2011年 大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻博士後期課程。2010年〜2012年 日本学術振興会 特別研究員(DC2,PD)。2012年〜2016年 産業技術総合研究所 研究員。2016年〜2017年 産業技術総合研究所 主任研究員。2017年〜2020年 大阪府立大学大学院工学研究科 助教。2020年〜2022年 同 准教授。2022年〜 大阪公立大学大学院工学研究科 准教授。
専門分野 次世代二次電池用材料(全固体電池、リチウム-硫黄電池)、無機材料化学。
受賞歴 日本セラミックス協会21世紀記念個人冠賞(倉田元治賞)。日本セラミックス協会(2017年度)協会賞(進歩賞)。2019年度電気化学会(進歩賞・佐野賞)。令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 他。