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【活発化する6Gに向けた研究開発】
2月20日(月) 終了済
日本電信電話(株)
NTTアクセスサービスシステム研究所 特別研究員
内田 大誠(うちだ だいせい) 氏
移動通信分野において、5Gの商用導入が進む中、6Gに向けた研究開発が活発化しています。6Gでは、サイバー・フィジカル融合での実世界での映像・センシング情報の収集や、五感による体感品質の情報伝送や雰囲気、安心感などの感覚も含めた多感通信などの実現に期待が集まっています。これらの実現には無線通信の更なる高速化・大容量化が必須であり、現在の5Gよりもさらに周波数が高いミリ波帯やサブテラヘルツ帯を移動通信に活用することが検討されています。
これら高周波数帯は遮蔽物による電波伝搬の減衰が大きいため、遮蔽物対策が重要となります。1つの基地局から多数のアンテナを分散配置し、移動端末に対して複数方向から無線伝送する高周波数帯分散MIMO技術は有力な解決手段の一つです。
本講演ではこの高周波数帯分散MIMO技術に対するNTT研究所の取り組みを紹介します。
1.6Gの世界とユースケース
2.超高速・大容量化に向けて
3.高周波数帯分散MIMOシステムと3技術課題
4.分散伝搬路制御技術
5.分散協調MIMO技術
6.分散アンテナ展開技術
7.質疑応答/名刺交換
1997年 NTTワイヤレスシステム研究所入社。1999年 同 未来ねっと研究所。2007年 同 未来ねっと研究所 主任研究員。衛星通信アクセス制御技術、PHSベースの位置情報システム技術、メッシュ型FWAシステム技術、MIMO-OFDMの変復調技術、LPWAシステムの変復調技術、回線設計技術、セル設計技術、などの研究開発に従事。2014年 NTTブロードバンドプラットフォーム サービス開発部技術担当 担当部長。2016年 NTT未来ねっと研究所 主任研究員。2019年 同 アクセスサービスシステム研究所 主任研究員。2022年 同 アクセスサービスシステム研究所 特別研究員。6Gに向けた高周波数帯分散MIMO技術、自営無線の移動対応制御技術の研究開発に従事。