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急加速する世界の洋上風力発電導入と動き出す日本市場の注目点〜ポテンシャルとビジネスチャンス〜
1月23日(月) 終了済
(公財)自然エネルギー財団 上級研究員
工藤 美香(くどう みか) 氏
洋上風力発電の導入は、気候危機やエネルギー危機を前に欧州でますます加速し、中国を中心とするアジアの伸びや米国での盛り上がりは、急激な市場の拡大を特徴づけている。日本でも、再エネ海域利用法に基づく促進区域の指定や事業者選定が進んでおり、沖合での浮体式を含む洋上風力の開発に向けて制度検討が進んでいる。
本講演では、刻一刻と目覚ましく変化する世界の市場や政策動向をキャッチアップするとともに、日本市場をローカル・グローバルの双方の視点から観察し、今後の洋上風力発電の注目点をご紹介したい。
1.数字で見る世界の洋上風力発電の導入加速化
2.世界各国・地域にみる洋上風力加速化の背景
-脱炭素政策と導入目標値の拡大
-水素政策との関連
3.日本の洋上風力発電市場の拡大と課題
-世界から見た日本市場
-産業・人材と地域
4.浮体式洋上風力への期待と課題
5.質疑応答/名刺交換
2016年より現職。弁護士(1999年登録)。自然エネルギー財団では、国際送電に関する研究および電力システム改革、自然エネルギーの制度的課題に取り組む。
洋上風力関連では、当財団報告書「洋上風力が日本のエネルギーを支える-大量導入に向けた制度・インフラ・産業-」(2021年)、「地域・漁業と洋上風力の共生に向けた提言」、「日本における洋上風力拡大加速に向けた提言-公正で透明な競争環境作りのために」(いずれも2022年、共著)のほか、駐日欧州連合代表部が2022年7月に公表した調査報告書「日欧の洋上風力市場における規格、技術基準及び適合性評価:現状とベストプラクティス(仮訳)」の作成に関与した。米国国務省インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)招待参加(2019年:エネルギー安全保障)