SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

研究所の活性化

〜個人の才能発揮と組織生産性の同時追及〜

No.
S22069
会 場
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2
ザイマックス西新橋ビル4F
開催日
2022年 4月11日(月) 13:00~17:00 終了済
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受講料
1名につき 33,000円(税込)
備 考
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

開催趣旨
4月から2022年度がスタートし、研究所として新年度のR&D成果目標の達成が期待されていると思います。
ただ、研究所は指揮命令・上意下達型の一方的なマネジメントではその期待に応えることは難しく、研究者がその才能を発揮し成功体験の量と質を高め、内発的動機をさらに引き上げていく「活性化」マネジメントが重要となります。
ただ、それは研究者一人ひとりの意向を追認し単に放任型とすることではなく、研究所のビジョンや戦略と個々人の研究者の能力や意欲を有機的に結合しシナジー(相乗効果)を発揮していくことが必須となります。時として相反する個人と組織の関係を冷静に見つめ、両者の共通・共有部分を最大化していく取り組みが特に重要です。
本セミナーでは、研究所の活性化に向けた、
①ビジョン・戦略による革新方向の共有・共感・共鳴
②適正なR&Dテーマ評価による成功体験の量(数)と質(貢献の大きさ)の拡大
③「R&D活力診断」を活用した組織革新活動
という3つの実践的アプローチについて詳述いたします。

4月11日(月) 終了済

研究所の活性化
〜個人の才能発揮と組織生産性の同時追及〜

株式会社日本能率協会コンサルティング
シニア・コンサルタント
木村 壽男(きむら ひさお) 氏

13:00~17:00

[習得知識]
1.研究所のビジョン・戦略の考え方と策定方法
2.研究所の診断の考え方と進め方(生産性と活力)
3.R&Dテーマ評価手法 「FVE(Future Value Evaluation:未来価値評価)法」
4.R&D活力診断を踏まえた組織革新の進め方
5.R&Dリーダーシップ育成の考え方

[受講対象者]
・ R&D組織の経営を担う方   
・ 経営企画・研究企画スタッフの方

[プログラム]
1.研究所の置かれている状況
 (1)日本企業の収益状況と研究開発
 (2)研究所に対する経営者の期待と不満
 (3)研究所のマネジメントポジションによる変革方向

2.研究所の活性化がなぜ必要なのか
 (1)研究所が活性化していることとは
 (2)研究所が活性化することの意義
 (3)活性化を阻害する要因ー成功体験の量と質が低迷
 (4)目的感のない活性化活動の限界
 (5)活性化に向けた3つのアプローチ
 (6)その他アプローチ
   (魅力的なキャリアパスの構築、人材の多様性追求等)

3.研究所のビジョン・戦略の考え方と進め方
 (1)成長戦略が研究所のビジョン・戦略の源泉
 (2)成長戦略の策定に研究所が貢献する
 (3)研究所のビジョン・戦略を再構築する
   ①使命 ②成果目標 ③重点領域 ④重要テーマ 
   ⑤投資配分 ⑥組織体制 ⑦チーム革新

4.R&Dテーマの適正評価・重点化により、成功体験の量と質を高める
 (1)R&D成果=テーマの価値×成功確率
 (2)R&D成果不足の大きな要因の1つは取り組みテーマの総花化
 (3)既存のR&Dテーマ評価法の概要と特徴
 (4)「FVE(Future Value Evaluation:未来価値評価)法」の解説

5.「R&D活力診断」を活用した組織革新の実践
 (1)R&D生産性を決定する7つの「R&D活力」
 (2)R&D活力診断【演習】
   ①ビジョン・戦略 ②テーマ創造力 ③事業化プロセス力
   ④オープンイノベーション ⑤技術力 ⑥R&D人材力 ⑦革新的組織風土

6.A社における研究所活性化の取り組み事例
 (1)研究所の生産性診断
 (2)FVE法を活用したR&Dテーマ評価による重点テーマ設定
 (3)研究所の未来ビジョン・戦略の策定
 (4)R&D活力診断の実施
 (5)研究所及び各研究室・グループの組織革新活動展開

7.質疑応答

木村 壽男(きむら ひさお) 氏
1983年 京都大学農学部食品工学科卒業。
企業の研究所における研究開発活動を経て、現在は(株)日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント。
「技術を核とした経営革新」をメインテーマとし、企業ビジョン・戦略の策定とその実現に向けた研究開発革新、新製品開発力強化、事業戦略・技術戦略策定の分野でのコンサルティング、研修、講演を行っている。
・2004〜2013年 京都大学 産官学連携本部 産官学連携フェロー。
・2010〜2015年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師(研究開発特論)。
代表図書に「研究開発を変える」(同友館、2020年)がある。