SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

企業成長の機軸としての技術戦略

〜 技術ロードマップを含めた戦略再構築プロセス 〜

No.
S22041
会 場
会場受講はございません

開催日
2022年 2月 4日(金) 13:00~17:00 終了済
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受講料
1名につき 33,000円(税込)
備 考
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※ライブ配信受講者様は、追加料金11,000円(税込)で
 アーカイブ配信を承ります。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

開催趣旨
日本企業の利益率水準は欧米有力企業に比肩するほどに高まり、企業の内部留保(利益剰余金)も増加基調にある。財務的健全性の面では申し分のないレベルにあるといってよい。
しかしながら、成長性という観点では多くの企業が問題を抱え、それが企業風土の沈滞や個人のモチベーションの阻害要因となっている。
つまり、今の日本企業にとって、持続的な売上成長の軌道づくりが最重要の経営課題である。そしてその最大の鍵は技術にあると考える。
バブル経済崩壊から30年ほど経つが、長らく技術戦略は経営課題の中での優先順位は必ずしも高くなかった。しかし他方で、GAFAを含め世界の先進企業は未来志向の技術戦略を軸にさらなる成長に挑戦している。
本セミナーではあらためて技術戦略の重要性に鑑み、その歴史的変遷を踏まえ、今求められるその基本コンセプトと具体的な戦略再構築プロセスを明快かつ詳細に説明していく。

2月 4日(金) 終了済

企業成長の機軸としての技術戦略
〜 技術ロードマップを含めた戦略再構築プロセス 〜

株式会社日本能率協会コンサルティング
シニア・コンサルタント
木村 壽男(きむら ひさお) 氏

13:00~17:00

[習得知識]
1.技術戦略の意義・役割、成長戦略上の位置づけ及びその構成要素
2.成長戦略構想の考え方と進め方
3.技術戦略策定の詳細な進め方 (事業戦略との「二軸同時革新」)
4.技術戦略の中核要素である技術ロードマップ再構築の考え方と作成ポイント

[受講対象者]
・技術開発・研究開発部門の責任者の方   
・技術統括・経営企画・事業戦略スタッフの方

[プログラム]
1.今求められる技術戦略とは
 ・日本企業が置かれている状況 (“イノベーションのジレンマ”状態)
 ・技術戦略とは、その意義とは (歴史的変遷含む)
 ・技術を核とした企業・事業成長(ソニーグループ、中外製薬、富士フイルム等)
 ・今求められる技術戦略のコンセプト (テクノロジープラットフォーム、オープンイノベーション等)
 ・技術戦略策定の基本プロセス-事業と技術の「二軸同時革新」
2.成長戦略構想 〜 技術戦略の羅針盤づくり
 ・外部事業環境分析(マクロ/ミクロ)
 ・事業分析(ポートフォリオ分析等)
 ・“SWOT(強み・弱み・機会・脅威)”の抽出
 ・10年先を見据えた事業の成長戦略構想づくり
3.未来志向の技術の棚卸しと評価
 ・未来に向けた有望新技術の抽出
 ・既存技術の棚卸しと体系化
 ・技術の評価(基盤度、競争優位性、成長性)
 ・技術ポートフォリオの作成
 ・戦略技術(未来コア技術他)の設定
4.技術を核とした新製品・新事業テーマ創造
 ・狙いの新規事業分野における有望新製品・新サービス、主要ニーズ探索
 ・上記探索結果と戦略技術の“融合”(ニーズとシーズの融合)による新製品・新事業アイデア創出
 ・上記アイデア整理-テーマ設定
 ・テーマ評価を通じた重点テーマ設定
 ・重点テーマの事業化構想・企画
5.事業展開シナリオと技術ロードマップの作成
 ・技術ロードマップの現在の問題と改善・改革方向
 ・新製品・新事業展開シナリオを描く
 ・同シナリオ実現に不可欠となる技術を抽出し、その目標水準を明確化する(技術の仮想カタログ)
 ・テクノロジープラットフォーム構想
 ・事業展開シナリオと技術ロードマップの有機的結合
 ・技術M&A、産学連携等のオープンイノベーションを含めた技術革新計画の立案
6.技術戦略の再構築に向けた組織的取り組み-A社のケースをベースに
 ・狙いの明確化、検討領域の設定
 ・検討メンバー選定と組織化
 ・集中検討会の設定と各回の検討内容
7.質疑応答

木村 壽男(きむら ひさお) 氏
1983年 京都大学農学部食品工学科卒業。
企業の研究所における研究開発活動を経て、現在は(株)日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント。
「技術を核とした経営革新」をメインテーマとし、企業ビジョン・戦略の策定とその実現に向けた研究開発革新、新製品開発力強化、事業戦略・技術戦略策定の分野でのコンサルティング、研修、講演を行っている。
・2004〜2013年 京都大学 産官学連携本部 産官学連携フェロー。
・2010〜2015年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師(研究開発特論)。
代表図書に「研究開発を変える」(同友館、2020年)がある。