SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

脱炭素社会と電力システムの展望
Utility3.0実装にむけて

No.
S21477
会 場
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2
ザイマックス西新橋ビル4F
開催日
2021年11月10日(水) 14:00~16:00 終了済
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受講料
1名につき 33,770円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加下さい。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後に配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画の公開期間は公開日より2週間となります。

※会場又はライブ配信受講者様は、追加料金11,000円(税込)で
 アーカイブ配信を承ります。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

11月10日(水) 終了済

脱炭素社会と電力システムの展望
Utility3.0実装にむけて

東京電力ホールディングス株式会社 経営技術戦略研究所
経営戦略調査室チーフエコノミスト
戸田 直樹(とだ なおき) 氏

14:00~16:00

カーボンニュートラルに向けて「電源の脱炭素化×エネルギー需要の電化」を推進するために、現行制度の課題(需要サイド:技術選択のインセンティブの歪み、供給サイド:増大するCO2フリー電気の需要に応える など)と今後のシステム・制度の方向性について、チーフエコノミストの視点から披露する。
本講は今秋上梓予定「エネルギー産業2030への戦略ーUtility3.0を実装する(近刊 日経BP社)」の内容を軸に、実装に向けた先端の議論と情報を皆様に提供するものである。

1.電化が進みそうですすまない理由
 (1)現実の課題 再エネのコスト・量の問題
 (2)アンチ電化の現行法制(省エネ法)
 (3)アンチ電化の現行法制(高度化法)

2.アンチ電化を中立化するカーボンプライシング
 (1)大型炭素税の勧め
 (2)電化はすぐには進まない 海外では時間を買う政策も

3.カーボンニュートラルに向かう電力システムを安定運用するには
 (1)全面プール方式とバランシンググループ(BG)方式
 (2)日本がBG方式を維持する理由はなくなった

4.カーボンニュートラルに向け増大する電力需要に応えるには
 (1)日本に送電線開放モデルを採用したのは正しかったか
 (2)送電線開放モデルを補完する容量市場
 (3)カーボンニュートラルに向かう時代に送電線開放モデルは相応しいか
 (4)少し大胆な提案 「小売りサービス多様化モデル」

5.質疑応答/名刺交換

戸田 直樹(とだ なおき) 氏
1985年 東京大学工学部卒業後、東京電力(現東京電力ホールディングス)入社。
2009年より2年間 電力中央研究所社会経済研究所派遣(上席研究員)。
2015年 同社経営技術戦略研究所経営戦略調査室長。
2016年より現職。
最近の著作(いずれも共著)
エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ(2017年 日本経済新聞社)
公益事業の変容 持続可能性を超えて(2020年 関西学院大学出版会)
カーボンニュートラル実行戦略 電化・水素・アンモニア(2021年 エネルギーフォーラム社)
未来のための電力自由化史(近刊 日本電気協会新聞部)
エネルギー産業2030への戦略ーUtility3.0を実装する(近刊 日経BP社)